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【書評】『猫の妙術』

 こんにちは!友為です。
今回は『猫の妙術』をご紹介いたします。

 最近は哲学系にハマっておりまして、日経BOOKプラスで元アマゾンバイヤーの土井英司さんがこの本を紹介しておりました。

サブタイトルに「武道哲学が教える「人生達人」への道」と書いておりまして、剣術書でもありながら人生の秘密を解き明かすと紹介されています。

この本で学べる人生の秘密とは一体何なのか?
それは、「道理」にあるとのこと。人生の原理原則をわきまえることが大切なのです。

その人生の原理原則は何なのか?この本ではそのことは詳しく言及はされておりませんが、私は変わり続けることだと思います。言葉で言うのは簡単で、心にとめておくのは非常に難しいです。

自分の心がいつのまにか、留まっているという現状がよくあります。

この本は鼠取りの名人の古猫は侍に剣術における心構えを教えるシーンがあり、そこではこのように伝えております。

決まった形をとるからこそ、それに対峙するものが出てくる。〜中略〜逆に心に己という形をとらねば、そこに敵対する必要もない。敵対することなければ、争うこともない。これが『敵もなく己もない』ということじゃ

『猫の妙術』

もう1つ紹介させてください。

すべては心の形の妄想じゃ。

『猫の妙術』

おそらくこれが本当の人生の捉え方なのかもしれません。自分の存在をハッキリと明確にしたいがために、様々なラベリングをしたがります。明確にしたいのは、差別化もありますが、本質は自分の心の安心や安定のためです。変化を恐れる気持ちあるのかもしれません。

 努力する気持ちや強い意思を持つなと言っている訳ではなく、そういう気持ちは湧くべきときに湧きます。なので、自分の心がどのように感じ取ったのか?を観察することが大事なのかなと思いました。

拘りを持って突き進むこと、周りに流されながら、生きること。正直、どのような生き方を選んだとしても、あなたの人生にとって正解になることでしょう。大事なことは、色んな生き方があるので、世間一般的な生き方の正解に囚われないことです。自分が生きてて楽しいと思う方を選択できるように、進んでいくことが大切だと思います。


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