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1つの知識を抽象化して具体化すること

こんにちは!トモタメです。
今回は、1つの知識を抽象化して具体化することというテーマでお話します。

 リスキリングという言葉が流行し、今持っている知識だけでなくもう一つ新しい知識を学ぶことで、時代の変化に対応していこうという時代の流れになっています。

 私はこのリスキリングという考え自体は賛成ですが、やり方を間違ったら役に立たない知識が蓄積するという事態に成りかねないなと思いました。

どういうことか?

 リスキリングで1番重要になってくるのは、抽象化して具体的な行動に落とし込めるような転用をすることができるか?ということです。

抽象化を転用するとは、たくさんある事例で共通事項を見つけるトレーニングです。
例えば、猫を抽象化すると、哺乳類です。
哺乳類だと犬、人間、猿などがいます。
これは簡単な事例ですが、このようなことを現代社会で起こっていることに共通事項を見つけていくことが大切です。

 これが出来ないと、使えない知識が頭に貯まり、ずっと学び続けないといけなくなり、疲れてしまいます。

 例えば簿記。
どんな資格を取ったら1番役立ちますか?という質問で、知識人などがよくコスパが良い資格として簿記と回答されます。

 しかし、これは抽象化し転用スキルが無いと、日常生活では何も役に立たない資格でもあります。特に会社員は自分たちで経費や固定資産などを借方・貸方に仕分けすることなんか無いので、そのままの知識を学ぶだけでは、役に立ちません。

一方で、この簿記の知識を抽象化して転用するスキルがあると話は変わってきます。
 例えば、会社員であれば自分の会社の決算書を見て、今自分の会社がどのような状態にあるのか?を分析してみる。
・固定資産が多いのか、
・会社に現金はどのくらい残っているのか?
・貯金はできているのか?
・営業キャッシュフローは黒字で、収益を上げている状態なのか?など

 様々な観点から見ることで、今後会社がどのようなことに力を入れていきそうか?を考えることが出来ます。
 そしたら、自分たちの部署ではどういったことが求められそうか?どういう方針になるのか?というのを考えることが出来ます。

上記は簿記の知識を所属している部署の方針に置き換えて考えた一例です。

抽象化して転用できるようになると、目先の知識に泳がされることなく大局観を掴んで、具体的に考えることが出来るようになったり、たくさんの知識を詰め込むことは少なくなります。

リスキリングや学び直しは今後生きていく中で非常に大切です。
ただ、ずっと必死に学び続けることはできません。

学び直すときに、抽象化して転用できるようになれば、あらゆることの知識のつながりや共通点が見えてくるようになりますので、学ぶこと自体楽しくなると思います。



#私の学び直し

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