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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その134 ~GoToトラベル新規中止~

東京都内の感染者数の歯止めが効かないような状況になっている。用事があり、新宿に出かけた、

12月であり、例年よりは少ないのだろうが人で溢れていた。菅総理や小池知事がどう伝えても中々響かないと思われる。人は自分だけは大丈夫というような思いをしてしまうこともあり、精神的なもので感染症の対策を取ることが出来るものではない。

そのため、GoToトラベルを止めることで、感染症拡大を防ごうとしているが、効果はあるのだろうか。

全く無いとは言わないが、期待するほどの成果を出すものではないといえる。まず都内での人の移動に関して、通学や通勤でかなりの人数の接触がある彼らが、学校や職場に行くこととなる。その中で三密になり無症状の感染者がいれば感染する。そのため、GoToトラベルによる影響を考えるよりもリモート授業や出来る限りの在宅勤務をすることで感染者数を抑えることが出来るはずなのだ。公務員の仕事もリモートで出来るようにすべきであったのだ。

次に、週末に繁華街に行くのはそこに目当てのお店行く動機がある。もしも一切のお店が閉まっていたら、多くの人はそこに行く動機を失ってしまうと思う。クリスマスシーズンで店舗としては、稼ぎ時ではあるけれど、土日の店舗を閉めることをやってみてもよかったのではないだろうか。政府や経済産業省からも大手との会話は可能である。

幸か不幸か日本は、大手からの依頼に逆らえないところもあるため、週末での感染者拡大を阻止することが出来るはずである。感染者を抑えることをしなければ、高齢者へ感染した場合のリスクが大きい。未だにPCR検査が充実することなく、その場限りの手段を取っている状況では、改善するとは思えない。特に個人営業の小さなビアパブなどでは厳しい経営が続いている状況である。

飲食店側も出来る限り、会食することなく個食する環境を今後整えていくことも必要ではないだろうか。福島県で忘年会を飲食店で行い、クラスター感染が確認されているように、複数人集まり会話などあれば飛沫感染の可能性が出てくるのは当然である。また寒くなってきており頻繁な換気は現実的ではなくなっている。特に北海道や東北では外部の気温がマイナスになってくるケースもある。それでも、会話無く、モクモクと食べるだけであれば感染する確率も低くなると思われる。

もしも新型コロナウイルスのワクチンにより、抑えられることになったとしても、以前と同じような社会に戻らない可能性もある。そうであったとしても、今の危機に必要な対応を願っている。個人で出来るのは自己防衛だけである。

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