新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その2


東京マラソンを始め、多くのイベントが自粛をする中、とあるイベントのお手伝いをしてきた。食品を扱うため、マスクは必須で普段つけないので気持ち悪かった。手袋もほぼ常につけており、トイレに行く度に取り替えることに。トイレに行く回数が少なくなったような気もする。先週、新橋の行きつけの居酒屋に行った時に、その週に予約のあった5件のうち4件はキャンセルが出たという。また、外食禁止令が出されている会社もあるらしく、そもそも、どうしていきたいのか分からない状況である。マスクが品薄となり、次はトイレットペーパー。なんというかパニック状態ではあると言わざるを得ない。

この新型コロナウイルスによる死亡率の低さから考えると、どこかで収束する可能性はある。しかしながら、人間は悪いときのことを考えるから解決できない不安に襲われるのである。HIVやエボラ出血熱に比べれば致死率はそこまで高くないし、アルコール等の殺菌で菌が死滅するので、ノロウイルスのような不安を保つ必要もないと思われる。ただし気がかりなのは、重篤化して亡くなられた30代の中国の医者などがどう重篤化したかのプロセスではないだろうか。現状の新型コロナウイルスが更に被害を拡大させていくかどうかの瀬戸際にあるかと思う。

こんな状況でも経済は回っていくわけで、おまんま食べるためには働くしか無い。今、港区にある仕事場にいるのだが、結構、空いている。リモートワークをしている社員が増えたからである。今の会社は社外からのアクセスに関して随分前から考えていたことからも大体のことは家からでも出来る。先日一緒にお手伝いをした知人は、リモートワークしたいが出来る職種では無いと嘆いていた。今年はじめて、寄付金の控除のために確定申告を実施したが、お役所を含めてのドキュメントワークが多い。これを減らして行かないとリモートワークが難しいと思う。大企業でも定着が難しかったことが下記の記事を読んでいただけると分かるはずである。

マイクロソフトが歩んできた“地雷だらけ”の道
(https://logmi.jp/business/articles/243422)

今回の新型コロナウイルス騒動で、中小企業でも仕事のあり方を考え直す動きが広まればいいと思う。そういった意味ではもう少し長く続いたほうが、経営者がもっと真剣に考えるのではないかと思うが、現状の飲食店やエンターテインメント業界が今のままでは潰れていくと思われる。エンターテインメント業界はうまく最新技術を使って仮想現実を提供出来始めると変わってくるのではないかと思う。スポーツも同様である。本当に危機を機会に変えられる会社が生き残るのだろう。

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