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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その85 ~都の自粛要請~

先日、仕事の関係で23時に過ぎに一旦解放されたので気分転換を含めて外で簡単に食事をしようと出たところ、東京都の自粛要請に従った飲食店が多くあり通常の24時間営業の飲食店だけでなく、一部のコンビニエンスストアも23時過ぎには閉店しているところもあった。4月7日の緊急事態宣言からの2ヶ月でほぼほぼ疲弊している飲食店が多い中、なぜ都内の飲食店は自粛要請に従うのだろうか。

都市部に人が戻らず以前とは異なるビジネスの状態が続く中で、経営を維持するためには営業を継続しなければいけない。店舗によっては21:00-22:00頃のお客さんがピークだという馴染みの店もあった。そこには日本ならではの空気感があるように見えている。ある店舗が実施をすると横並びで実施しないといけないような雰囲気になってしまう。もし、22時を過ぎて開けている店が悪目立ちするような地域では、自粛警察が出てくるだろうし、世の中の雰囲気がそうさせてしまっている。

新型コロナウイルスをどう捉えるのかで人の行動が変わってくると思う。つまりは、以前と同じ行動をすると感染リスクが高まることを理解した上で行動しているかである。無症状に近い場合、新型コロナウイルス感染者か分からないからこそ他人への感染が起きてしまう。感染リスクを下げる方法はなるべく他人との物理的な接触を避け、手洗いを徹底するといったことになると思われる。

しかしながら、緊急事態宣言下でも市民に対する強制力の無い日本では、感染の高まるような三密の空間が多く出来ていたように思える。私の意見としては、感染者に対するバックエンド的な支援をしっかりと作れていない事が感染拡大につながっていると思われる。自宅待機であればそれを支援するシステムはあるべきだし、重篤化していないことを確認することも必要である。

また感染症対応にて最も貴重な資源の1つが医療従事者なので、彼らに対する支援もしっかりとすべきである。前日のnoteにも書いたが、そういった事を決められる臨時国会であれば開かれるべきだと思う。実際どうなのか判断出来ないが、野党は臨時国会を呼びかけているだけで、実際に臨時国会招集する手続きを採っていないという。これが真実であれば、単なるパフォーマンスであり、そんな彼らであれば臨時国会を開いても必要な政策が出来るとは思わない。日本政治の敗北としては、強い野党を育てられなかったことにある。私にもその責任の一部はあると思うが、平成という時代の中で育てるべき世代は主に60代以上になるのかもしれない。因果応報となるのかもしれない。

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