靖国神社の桜の開花宣言が先週された。例年より早いことからも、今年は暖冬であったと見るべきである。都内で大雪が積もること無く公共交通機関への影響も特に無かった。2月だというのに20度近くまで気温が上がった日もあったのだから桜もはやく咲いてもおかしくない。暖かくなるのは寒すぎるよりいいのだが、ここのところの不安定な天候が多いため油断できない。去年の4月のことを私は忘れてはいない。

その日は夜勤明けの次の日であった。いきつけのお店で飲みながら翌日の天気を見ると、最低予想気温3度、最高予想気温6度。1日中、強い雨が降るでしょう。実際に寒かった。Twitter上では、衣替えして今着ているものだと寒いとか、風邪ひきそうというtweetが流れていた。どんどんと暖かくなる時期なのに最高気温で10度無いという状況は記憶に残ってしまう。記憶に残っている天候というと雪に関する記憶がいくつかある。うどん県出身の私にとって、雪が降ることは大イベントなのだろう。だからこそ記憶に残っているのだろう。台風とか大雨も色々と体験しているがそこまで強く記憶に残るものは無い。この違いは何だろうか。ここ20年でもっとも記憶に残る天候は2004年か2005年の12月である。もう少し、調べればどちらか出てくるかもしれないが曖昧な表現に今は止めておく。その日は12月の週末土曜日か日曜日かは忘れた。週末であったことは確かだ。なぜこの日が忘れられないかは、最高気温のためである。12月にも関わらず関東圏で20度を超えたのである。その日は仕事で夜勤であった。あの当時は月間に10数回の夜勤に従事しており、夜間眠くならないためにも時間をずらした生活をしていた。わざと朝の5時頃に寝て身体を調整していた。恐らく、その日も5時頃に眠りに就いたのだろう。その日の昼、明らかに汗をかいており、着ていたTシャツが濡れているのは分かった。暑い。風邪をひいたかと思ったが、そんな感じはしない。明らかに気温が冬のものではなかった。翌日か翌々日には普通の冬の気候に戻っていた。予期しない状況というのは本当に記憶に残るものだと感じた。

2020年の桜はどんな出来事を残すのだろう。現在、新型コロナウイルスのために企業が飲み会や花見等に対しても規制をしいている。例年のお花見の屋台の売上も今年はどうなるのやら心配である。桜が咲くように明るい話題がどんどん咲いていって欲しいものである。

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