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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その103 ~幸福論~

先日、「子どもの幸福度 日本は先進国など38か国中20位 ユニセフ調査」というニュースがあった。

既に成人を過ぎてしまっているので、自分の感覚とは離して考えるべきでもある。ここで何を甘ったれたことを言っているんだ。とかいうのも簡単ではあるが、自分の思うところ3点を少し述べていきたいと思う。

まず日本の公共衛生や保険制度は恵まれている。乳児死亡率や衛生面においてこれほど恵まれている国は少ない。現在、多くの新型コロナウイルスの感染者が出ているアメリカは日本のような保険制度が無いため、雇用主から解雇された時点で保険の無い状態になる。そういったこともあり、病院に行くに行けないものや、多額の治療費を払わなければならないといった状況になっている。公衆衛生においても、清潔であろうとの努力を色んな場面で見ることが出来る。

次に情報格差はあるが、情報へのアクセスにおいて十分な携帯電話網の普及と高速インターネット環境が揃っている国もそこまで無い。多くのコンテンツをスマートフォン経由でこれだけ享受出来るのは我々の世代には無かったことである。知りたいと思うことや欲しいモノの情報を手の中のデバイスで調べらっる環境は幸せであろう。

最後が食費の安さである。健康的な食事とは言えないものの、1時間のバイトをしたお金でカップ麺等で十分に腹を満たすことが出来る。また牛丼屋の牛丼もそこまでの価格では無い。例えばシンガポールで食事をする場合、屋台やキャンティーンだと500円前後で食べることが出来る。しかしながら、レストランとなるとチップを含めて2000円近く必要になる。そういった点では日本はまだ食費の安い住みやすい国であると思う。

ここまでそれなりのよさを書いてきたが、子供にとっては当たり前のことであると考えているのかもしれない。また幸せについて考えることもそんなに無いと思っている。特に今年は新型コロナウイルスの影響で自分の思うような事が出来なかったりしただろう。夏場であれば、プールや海に行けなかったりということもあるだろう。その時に、親がそう振る舞うのかが影響するのかなとは思う。

それは私の経験でもあるが、もっと先を見据えるための情報が得れていればと思うことはあるが、今の自分の人生に後悔があるわけでは無い。「幸せ」とは心の持ちようであり、それをどう家族が育てているのかなので、この低い数字はとても憂うべきものである。自分の未来はどうなるかは分からないけれど、自分で「幸せ」に出来ると思える人たちに溢れないかもしれないからだ。いつの時代も絶望論者はいる。彼らの言うことを無視して、それぞれが「幸せ」になるために進んで欲しい。また、自分の「幸せ」のために多くの犠牲が払われるようなのもなんだかなーである。

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