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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その137 ~海外旅行に行きたい~

もう今年も10日を切ってしまっている。思った以上に気がつくと終わった2020年であったと思う。

年が明けてから東京オリンピック・パラリンピックの話題で持ちきりであったが、1月半ばから新型コロナウイルスのニュースが流れ始めて、誰もがこんな状況になるとは思っていないこととなった。

そんな中で、記憶に残っている風景がある。

確かまだ緊急事態宣言中の5月の早朝のことである。仕事の関係で夜中から対応していた。一旦状況が落ち着いたので気分転換を含めて散歩することにした。午前4時の早朝に特に道を選ばずに、歩いていたら駅の歓楽街の方に出た。

スナックビルであり、昔は時々行っていたが今は足が遠のいてしまっている。そのビルを見ながら歩いていると、カラオケが聞こえる。

換気対策を行っているため、外にお客様が歌っている声が聞こえてくるのである。まだ緊急事態宣言の最中であったが、夜の歓楽街は生き残るために必死だっただろう。

聞こえてくるカラオケが何とも侘びしく聞こえてしまう反面、人が生きるために坑がっているようでもあった。

「なんでそこまでして歌いたいんだろう」という反面、「密になって集まって騒ぎたいよね」という両面を垣間見た風景だったのだ。

確かに、真夏にも関わらずほとんどの人がマスクを着用しているというこれまでには見たことの無いような光景も確かに2020年の風景ではあるけれど、私にとっては歓楽街のビルからカラオケが聞こえていたあの午前4時の印象がとても強いのである。

それから徐々にではあるがこれまでのような日々に戻りつつあったが、11月に感染者数が増えたことからも新たな自粛要請によって、通常であれば繁忙期であるこの時期も収入を期待できないでいる知り合いのビアパブも多い。また密になることからも年越しイベントを実施するところも減っている。稼ぐために行ってきたこれまでのイベントが否定されるような状況である。

感染症を拡散させないためには、人との接触を極力避ける必要がある。これまでの年末年始のイベントは人が集まるものである。年明けの初詣は来年はどうなるのであろう。私は、毎年、靖国神社にお参りに行っていたが、来年は少しずらして行こうか迷っているところである。ファイザーのワクチンによって少しは変わってくると思われるが、それでも、2020年に陥った状況から抜け出せないものもあるだろう。

早く戻って欲しいものとして、普通に海外旅行に行けるようになるのはいつだろう。

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