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新型コロナウイルス騒動から見るマクロとミクロ その141 ~いつまで続くか緊急事態宣言~

数字に踊らされてはいけないことは分かっていても、増えていく数字と重症患者の数と医療リソースが足りなくなっている数字を見ると決して楽観できる状態ではないことは理解できる。確かに欧米で起きている数字と比較すると確かに日本の状況はまだましなものである可能性は高い。

とはいえ、医療従事者など限られたリソースが危機的状況になっているのも事実であり、そこが対応出来ないなることによる既存の病気に対する対応にも影響が出てくる。感染者数を減らすことは医療従事者への逼迫を解消するだけでなく昨年から最前線で対応してきた医療従事者に少しでも休息をとってもらいたいと考えているからだ。

ここ数日で東京都の新規感染者数は減る気配が全く無い。一般人の感覚としてはここで非常事態宣言を発令しない限り、現状の感染者数を減らせないのでは無いかと考えてしまう。緊急事態宣言を発令することも重要なのかもしれないが、新型コロナウイルスが三密環境では非常に強い感染力を秘めているからである。人との接触回数を減らすことは、感染確率を下げることになる。多くの人が本当に飲食店への対応だけで回避することが出来るのかはある程度疑惑的に捉えている人もいる。

飲食店の中でも対策できているところと出来ていないところでの差はある。政府レベルで決めてしまう事になってしまうため。飲食店全体の話になってしまうからである。そう考えると、すべての飲食店はテイクアウトのみに営業になってしまっても致し方が無いと見ても仕方ないのかなと感じるところではある。それにしてもお酒を提供するお店のお酒の提供終了時間が今回は19時までとなっており、非常に厳しいものである。知り合いの店は通常18時に店を開けて、22時が閉店であった。19時までのお酒の提供となるといつもと同じ時間にお店を回転したら1時間でラストオーダーとなってしまうのである。そのため、開店時間を少し早めるか平日での営業に関しては閉めようとしているところもあるとのことである。

それが今回の目的であるといえばそうではあるが、平日の飲食店への影響を減らすことで得られる新規感染者数の低下がどこまで可能なのかは少し疑問を持っている人が多い。昨年から時間があったにも関わらず様々な仕組みが作れていないことは、残念ではあるものの嘆いていても仕方が無い。緊急事態宣言の予定が2月7日とはなっているものの、このままだと延長することは十分に起きそうではあるからな。

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