シャープの「8K」市場獲得戦略の裏側を読み解く
初note投稿です。
これから、経営戦略/ファイナンス/マーケティング領域を活かして、ニュースの分析記事は定期的に書いていきたいと思います。
本日は、「8K」の本気度がニュースになっていたシャープについて、戦略の背景を含めて分析をしていきます。
戦略の軸を分析
戦略の軸は、8K×AIoT(AI×IoT)の2本柱
決算資料でも2軸で戦略をつくっていくことが明確に示されている。
ニュースの裏側の戦略を読み解くためには、中期経営計画を参照するのはオススメです。
シャープの2017年度の中期経営計画
戦略のコアは液晶ディスプレイ技術
シャープの戦略は、液晶ディスプレイ技術に支えられています。
コア技術を戦略の中心におくことをブラさないことは超重要ですね。
東芝のパソコン事業を40億で買収→強みである液晶パネルの供給先は増やすための準備は整えてきている。
IoT家電領域
IoT家電は、ユニークなプロダクトを増やしてきている
ヘルシオホットクックのような新たなライフスタイル創出を狙ったプロダクト開発も強化
IoT家電領域の戦略整理
AIoT家電のラインナップ増加→データ蓄積→プラットフォーム化を狙う
8Kの技術を中心におき、「スマートホームの領域」を狙うのがシャープの戦略ポイントですね。
マクロ環境分析
5Gの動きが一番鍵になる領域であり、シャープはドコモとの研究開発を進めているようです。
5G×8Kの掛け合わせが、戦略を強化してくれることに繋がるはず。
シャープにとっての脅威
しかし、この領域は海外のスタートアップやGAFAとの戦いにもなるわけです。
ルンバで有名なアイロボットはGoogleと提携。
アマゾンはAIスピーカーを軸にスマートホーム事業の強化を発表。
フェイスブックも画面付きのAIスピーカーを売り出しはじめている。
スマートホーム領域は、世界的な戦いになることは間違えなく、シャープはどこと組み、どの地域から攻めていくのかの戦略性が問われてくる。
V字回復を支えたホンハイは、業績の低迷が続いている中で、シャープが自力でどのように世界と戦っていくかには注目です。
その他参考
こちらの日経の記事がよく分析されている良記事です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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