移住、の違和感

誤解を恐れずに言えば、私は有田にずっと住むかはわからない。
だけど今は有田の暮らしが気に入っているし、楽しんでいる。

協力隊時代から、移住・定住のサポートを仕事にしてきたけど
なんか違和感というか、しっくり来てなかった。

移住者は若ければ若いほど喜ばれる傾向にある。
若い夫婦や子供のいる家族はとくに。

あとどこでも仕事ができるフリーランスだったり
新しい仕事を作り出したりできる人も歓迎される。

自分でなんでもできて
地域にプラスになるような人しか住んじゃいけないみたい。

あと「定住」については、さらにしっくり来ていなかったし、今もそう。

私は四十代の女性で、独身。
家族は遠く離れているし、何かあったら誰に頼ればいいんだろう。

今ここで、一人年老いていくことはなかなか想像できない。

では、私のような立場の人は、地方に住み続けることができないのだろうか。

この4年半、複数の単身女性たちがこの地域を去っていくのを見てきた。

頭では人口を維持しないとまちが続かないとわかってはいるけど
まちが続くってそういうことなの?

今もずっと考えているけど、答えは出ていない。