テニスのウィナー/エースを深堀ってみる(ボレー編)
こんにちは、トモヒトです。
今回は、前回の続きで、ボレーでのウィナー・エースを詳しく見ていきます。
失点側のポジション内訳
まずは、ウィナー・エースを打たれた側のポジションを見てみます。
A-=20(2A-=1, 3A-=1, 4A-=2, 5A-=16)
A=3(2A=1, 3A=1, 5A=1)
B=1(5B=1)
C=2(3C=1, 5C=1)
D=20(1D=1, 3D=1, 4D=2, 5D=16)
D-=13(2D-=1, 4D-=4, 5D-=8)
これをみると、A-, D, D-に偏っていることがわかります。
つまり、直前のショットでオープンコートを作れているといえます。
失点側のポジションとショットの落下点の関連
次は、相手のポジションに対してどこにショットを打っているのかを見てみます。
相手がA(A-)ラインにいる場合
A=1(2A=1)
B=0
C=8(2C=7, 3C=1)
D=14(1D=5, 2D=7, 3D=2)
これをみると、オープンコートであるC, Dにショットが集まっているのがわかります。
また、3への深いボレーよりも1や2へのボレーが多いこともわかります。
エリア1=5(1D=5)
エリア2=15(2A=1, 2C=7, 2D=7)
エリア3=3(3C=1, 3D=2)
浅いボレーが多いのは、AやA-ラインではベースライン後方のエリア5の割合が多いことが要因と考えられます。
相手がB, Cラインにいる場合
相手のポジションが5B->2A
相手のポジションが3C->1D
相手のポジションが5C->1C
これをみると、浅いボレーを打っていることがわかります。
相手がBやCのラインにいる場合、相手の左右のスペースを狙っても決まりにくいため、ネット際の浅い位置へ落として前のスペースを狙うことになります。
相手がD(D-)にいる場合
A=24(1A=7, 2A=15, 3A=2)
B=6(1B=1, 2B=3, 3B=2)
C=1(1C=1)
D=2(1D=1, 2D=1)
相手がA(A-)にいる場合と反対に、オープンコートのあるA, Bにショットが集まっています。
また、ボレーの深さに関しては、A(A-)のときと同様、エリア1やエリア2へのボレーが多いことがわかります。
これも、ベースライン後方のエリア5の割合が多いことが要因と考えられます。
まとめ
今回の結果をまとめると、ボレーでポイントを取るうえでは、次のようなことがポイントになると考えられます。
ボレー前のショットでいかにオープンコートを作れるか
<->サイドのほうがパッシングショットの範囲も広くなる
→サイドに動かすなら相手に良い体勢で打たせないコートの左右だけでなく、前のスペースも使う
→ドロップボレーやアングルボレー(エリア1・2)
ただし、1.に関しては相手のパスのコースを広げるというリスクもあるため、注意が必要です。
この点に関しては、アプローチショットのコースとポイント獲得率の関係など、より詳しく調べてみる価値はあるように感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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