見出し画像

【コロナ禍パリ旅行】滞在4日目①フォンテーヌブローの遠足

10/23(土)

4時ごろ目が覚める。ついに時差ボケで二度寝できないパターン開始かと思ったけど少ししたら寝れて、8時すぎに起き上がる。まず日本のイオンカードのカスタマーサービスに電話しなければ。アパートに備え付けの固定電話が、フランスも海外も固定電話であれば無料なので助かった。

結局、海外での不正利用を疑われてセキュリティロックがかかった状態になっていたとのこと。解除してもらったら、無事に配車アプリにイオンカードを登録できた!

今日は天気が問題なさそうなので予定どおり郊外のバルビゾンとフォンテーヌブローに行くことにして、地下鉄でリヨン駅まで行ってTERという2階建ての特急に乗り込む。ちなみにナヴィゴの1週間乗り放題パスで行けてしまうので超お得。


25分でムーランという駅に到着。都会じゃないのに郵便局の宅配ボックスが!日本よりハイテク。

ここからバスでバルビゾンへもフォンテーヌブローへも行ける。先にバルビゾンから行くつもりだったけど、観光案内所と美術館がお昼休みで1時間半閉まるので時間的にゆっくり見られないかもと思って先にフォンテーヌブローに向かうことにした。

バスで30分ほどでフォンテーヌブローの中心に着いて、ちょうど12時でお腹が空いてきた。昨日のステーキが高かったので、今日はエリック・カイザーで売っていたキッシュ(タルトと書いてあったけど)をテイクアウトして外で食べることに。マカロンも買ってみた。

サンルイ教会前の広場で日に当たりながらランチ。キッシュはズッキーニやハムが入ってて相当おいしい!ショートケーキ2個分くらいの大きさなのに6ユーロだった。フランボワーズのマカロンも、9年前に食べたラデュレのより美味しかったかもしれない。

教会を見学してからフォンテーヌブロー宮殿へ。

この前BSプレミアムで雨宮塔子さんが宮殿を紹介する番組をやってて、それを見たら宮殿の中は別に入らなくていいかなという感じだったので、ディアンヌ庭園と外観だけ無料で見学。なんせこれからバルビゾンまで森を歩くつもりだから、あまりここで時間を取ってられないし。

ギフトショップにナポレオンのLEGOが!でもplaymobilって書いてあるからLEGOじゃないのだろうか?売ってる物もナポレオンだらけだった。

いよいよフォンテーヌブローの森へ。GoogleマップでもCitymapperでも、なぜかこの広い車道沿いを歩けと指示してくるのでしばらく歩いたけど、全然面白くない。私の求める森歩きとまるで違う…

Googleマップには森の中に細い道が表示されてるので、思い切って森に飛び込んでみた。

藪をかき分ける感じで無理やり道なき道を進むと、やがて歩道が現れた✨

もうこれ以上森らしい森はないだろうという立派な森。マスクを外すと良い香り、フィトンチッドとマイナスイオン大放出。散歩してる人は全くいない。犬の散歩をするカップル、キックボードに乗った若者、ジョギングというかものすごい速さで走る人には出会った。

↑奥に小さく写っている爆走お兄さん。彼は私を追い抜くとペースを落として「バルビゾン?」と何かフランス語で話しかけてくれた。たぶん「バルビゾンに行くの?道は分かってる?」と確認してくれた様子。この街にもこんなに良い人が🥺

しかし遠い。宮殿からバルビゾンまで9km近くあることは分かってたけど、遠い。自転車に乗ってる人々が羨ましい。しかも300mlくらいしかなかった水も尽きた。

7kmほど歩いたところにある駐車場を通り過ぎる時、赤いダウンジャケットのおばさんが自分のショートブーツと私のスニーカーを交互に指差しながら話しかけてきた。恐らく「この靴はしんどいわ。あなたみたいな靴じゃないとダメね」的なことだろう。その後も何か話してくるので、フランス語が話せないと伝えると、おばさんは頑張って英語を交えて話してくれた。このおばさんが残り2kmを一緒に歩く仲間となった。

iPhoneで自分が育ててる花の写真を見せてくれたり、私が日本から来たというとフォンテーヌブロー宮殿で日本画?の展示を見たこと、息子だか孫が日本の漫画が好きなこと、バルビゾンから3kmくらいの村に住んでること、救急の看護師をしてて今は引退したことなど、おばさんの話は尽きない。「モンメア(私の母)nurse too」というと喜んでいた。

あと一昨日の暴風で倒れた木を指しながら「150キロの風が吹いた。エクセプショナル」と言ってたので、やっぱり相当異常な嵐だったらしい。辻仁成さんも、田舎のアパートの屋根が飛んだとか😱


また別の駐車場について、おばさんがたぶん「バルビゾンまで車で送りましょうか」と言ってると思うけど違ってたらいけないので、今更ながらGoogle翻訳のアプリでCan I ride?と入力してフランス語に訳されたものを見せると、私が運転したがってると思われたらしく「ノン。なんたらかんたら」と言う。アプリの音声をオンにして喋ってもらったら、would you like to get in the car with meと出た。やっぱり送ってくれるんだ。

お礼を言っておばさんの日産の助手席に乗らせてもらった。しかしその駐車場はもはやバルビゾンだったらしく、3分くらいで駐車場から出た途端に「私は家に帰るわ」と言うので降りろと言うことらしい。もう少し乗せてもらえるかと思ったけど、あまりにも短いライドで心の中で笑ってしまったた🤣たぶん「駐車場の出口まで乗らない?」というニュアンスだったのだろう。お礼を言っておばさんの日産を見送り、ミレーのアトリエへ向かう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?