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強くなりたい僕と、強くなくていいと言う妻と

夫婦のためのコーチング屋さんを営む、灯し屋のりんぺいです。

いい夫婦の日は年間で最も入籍数が多い日だそうですが、僕たち夫婦はあえて11月23日に入籍をしました。僕たち夫婦はめちゃめちゃ仕事に突っ走るタイプなので、「勤労感謝の日」にしっかり休みながら夫婦にも感謝をしよう、という想いを込めました。

先日は結婚記念日でした。最近はお互いに忙しく、外食もろくにできていませんでした。なので、日中は景色の良いテラスのあるカフェでゆっくりし、夜は隠れ家的な和食のお店でゆっくりお酒を飲みました。

日本酒を飲んで楽しくなってきたとき、ふと「来年はどうしていこうか?」という話になりました。僕は妻に言いました。「強くなりたいんだよね」と。妻はこう返しました。「強くなくていいんだよ」と。

僕の言葉は、起業を経験する中で「もっと堂々と、たくましくあらねば」と思うことが増えたことが背景にありました。でも、妻は違う視点を持っていました。妻いわく、そもそも僕に「強さ」を求めているわけではない。むしろ夫婦の組み合わせでいったら、私(妻)の方が攻撃重視、僕(夫)の方が防御重視。そんな夫婦のあり方がいいんじゃないかな、と。

そもそも話しているテーマに少しずれがあるので、どちらが正しいというものではありません。ただ、「強くなくていい」と言われたことは新鮮な経験でした。「強くなりたい」というのは、「男らしくなりたい」という意味合いで言ったものではありません。ただ、きっと無意識的なところで「そうあるべき」が刷り込まれているんだな、と感じました。

「世の中で当たり前とされる価値観ではなく、私たち夫婦としてのあり方を模索していこう」という妻の姿勢に気づくことができ、とても素敵な結婚記念日になりました。

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