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矯正治療前の処置

矯正治療全体の流れをおさらいすると

①初回カウンセリング
②精密検査
③コンサルティング(大まかな治療の進め方)
④治療費支払い
⑤コンサルティング(最終的なすり合わせ)
⑥マウスピース発注
⑦マウスピース受け取り、治療開始

このような流れが一般的かと思います。


が、しかし。

精密検査をした段階で、みなさんの現在のお口の中の状態が健康なのかそうでないかが分かります。

もし虫歯があったり歯石が付着していたり、歯周病になっていたりすると、矯正治療の前にそれらの治療を先に行わなければなりません。

したがって、実際にマウスピースを装着するまで予想外に時間がかかります。


私は初回の無料カウンセリングから始まり、マウスピースを受け取るまでに3ヵ月以上かかりました。


私の場合、歯肉(歯茎)の内側に歯石が溜まっており、それをすべて取り除く治療をすることに。縁下歯石と言われるものです。

この治療は保険適用なのでそこまで費用はかからないのですが、時間がどうしてもかかってしまう治療です。

歯石を除去して歯周ポケットの状態が改善するかどうかの経過観察が必要となり、トータルで1ヵ月半ほどかかりました。(もっとかかったかも、、、)

歯石取りだけでこれだけの日数を要しました。


さらに親知らずの抜歯を2回に分けて行ったので、この分の時間もプラスでかかります。

大体3週間くらい。


毎週のように予約を入れて巻きで対応していただいた上でこれだけの時間が必要となり。


しかし、虫歯・歯石・歯周病ゼロの方であればここまで時間はかからないでしょう。

そのような場合はもっと早く、おそらく1ヶ月〜1ヶ月半ほどでマウスピースを装着できるかと。


余程なにかの理由で急いでいるというわけでないのであれば、治療前の処置はしっかりとやることをおすすめします。

マウスピースにしてもワイヤーにしても、矯正中に虫歯が悪化してしまう可能性は十分にあります。

また歯列矯正は歯を動かす治療なので、土台となる歯茎が健康でないと歯を動かす過程でますます歯茎の状態が悪化するそう。


私は総合歯科医院での歯列矯正をしているため、このような治療であっても同じ先生に診ていただくことが可能です。

矯正専門医院の場合は、虫歯や歯周病などの治療は別の歯医者さんでお願いしますということになるので、このあたりもしっかりと考えて医院を決めるといいですよ。


以上が矯正治療前の処置となります。

虫歯、歯石、歯周病の3点がポイントです。

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