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妥協するから、自分でいられる。

今の自分

私は、特殊メイクというものづくりの仕事をしている。
何でも屋さんみたいな感じで、人が欲しいものを実現させることが多い。欲しかったあれやこれや、これ作りたいけど自分では難しいものとか。

でも、性格上、人の希望に沿っているかとか、いいと思ってくれてるのかとか勘ぐりすぎて辛くなってしまうことが多い。たぶん、人の欲しいものを自分が作らないと完成しない状況は苦手。。でも、人の作りたいものを実現させるのって面白いし、嬉しいし、指示をだして一緒に作るのは得意だと思う。いろんなやり方試したり、自分が仮定したやり方がうまく行くのは快感。

いつも『お金の学校』とか書いてる坂口恭平さんの自分に合った生き方を継続出来てるのがすごいなーと思い記事を読んでいる。

私が私に合うだろう生き方ってなんとなくわかってきた。なりたいものになるように、行動しようと毎日思ってる。ただ、出来てるかといえばまだまだ。


面白い考え方

YouTubeとかで、ジブリの解説とかもやっている、
岡田斗司夫さんが、面白いことを言っていた。

妥協することは理想を現実に引きずり落とすことであり。それは、絶望することではなく、希望であると。

多くの人が体験があるかもしれない時期。
仕事もしたくないし、楽しいと思って始めても楽しめなかったり、いろんな嫌なことも仕事として割り切らなきゃいけなかったり、自分で稼ぐ力が無かったりで、自分の生きる意味がわからない。人間関係も苦手。とにかく苦しくてたまらないって時。

そんな時に見た動画で言ってたことば。

それを見た時期、私は自宅で、依頼された作品を妥協出来なくて空回りして時間ばかりかかる、不安でどうしようもない日々が続いていた。もう頭は回らないし、疲れが取れないし、寝れないし、お陰で歯茎から血が出るし散々だった。

作品を作っていると粗に気づくたび気になって直したり、脅迫されたような気分で仕事から離れられない状況下になった。

本当にどうしようって思った。そんで、うまく言ってる人のこととかいっぱい考えて、自分の知識じゃどうにもならないから、新しい知識を入れようと思った。

妥協。

1番苦手で、響きからして良くないことだと思っていた。でも、辛い自分を助けてくれたのは妥協だ。

今自分の出来る技術と使える時間で最大のものを出し続ける。理想にはならくてもそれでも完成させる。

妥協出来ずにずるずる続けるよりよっぽど未来に繋がることだった。

妥協して、今あるものに目を向ける。
理想の自分じゃなくても、働き方に不満があっても、働ける環境がある。みんなに認められる作品は出来ないけど、不器用なりに完成まで一人でやり切れた。妥協して手に入れた経験。自分が今持ってるものを知ること。そこには希望がある。全てが最悪ではないぞ。自信と安心感をくれる。

納得できないまま進まなきゃいけない、後から悔しいところもいっぱいあった。
それでも今、辛かった時期を超えて、ちゃんと自分で一区切りまで作り切ることができた。

理想とは確かに差があるけど、それに近づくにはあとどのくらいの知識や努力がいるんだろうって自分で少し、わかりやすくなった。

いろんなもの中途半端にぶら下げて生きてる。
多分まだ、妥協は苦手だ。

頑張ってる。私、すごく頑張ってる。誰かに伝わらなくても、自分で自分の頑張りに鈍感になってても。

でも、頑張るは全部使い切るまえに妥協しましょ。

私も、あなたも。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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