得意、不得意

人間だれしもが
得意なことと不得意なことがある。

子供の習い事の段階でもあるかもしれない。
なんだかすぐできてしまうことと
ずっとやっているのに全然上手くならないこと。

どこで見切りをつけるか、
どこまで粘り強くやるか、

この判断はなかなか難しい。

会社の人材育成も同じ。
特にシンガポールにいると、
どうせ2-3年で転職されることが前提となる。

そんな中で
チームメンバーの個性としての
得意、不得意を判断して
業務の割り振りにも生かさないといけない。

親として、
またはマネージャーとして、
子供または社員にどこまで
やらせて、どこからやめさせるかは
答えがないから面白い。


基本的な私の考えは
とにかくチャンスをまずは与えてみる。

そのうえで
得意そうなことと得意ではなさそうなことを見極める。

ここは独断で良い。
というか独断しかない。

その上で、成長余地がなければ
習い事なら辞めさせるし、
業務であればほかの人に振ったりする。

もう1つ大事な軸としては、
本人が好きかどうか。

得意で好きな場合は問題ないが、
・得意なのに嫌いな場合
または
・不得意なのに好きな場合
どうするか。

これは子育てと会社で
私なりには別になっている。

子育ての場合は、
嫌いなら辞めさせて、好きなら続けさせる
会社の場合は、
得意なら続けてやってもらい、不得意ならやめてもらう。

それは目指しているものが違うから。
子供に対しては
好きなことをやる、という
人生の幸福を味わってほしいし
会社の場合は
報酬があるのだから
得意領域で力を発揮してもらい
会社に貢献してもらう
という目的があるからだ。

本来であれば、
どちらに対しても
得意で好きなことをたくさんやってもらう、
に越したことはない。

でも人生そんなに上手くはいかない。

そんな時は上記の考え方で
判断している。

判断はいつも独断。
独断する勇気も必要だし
独断して失敗したらまた修正すればいい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?