LOGIC2.0 アップデートの舞台裏を公開！
はじめに
本日、みずから立ち上げた、忙しい人のためのミニマル・スキンケアのブランド『LOGIC』初のアップデート、Ver.2.0のリリースを発表いたしました！
LOGICのブランド立ち上げ時にした約束のひとつとして「アップデートするスキンケア」がありました。想定よりかなり時間はかかってしまいましたが、なんとか約束を果たすことができました。そんな今回のアップデート裏側お話しできればと思います。
けっこう長いですが、LOGICを愛用してくださっている方には経過報告として、使ってみようか迷っている方には検討材料として、これから事業を始めたい人にも役立ったり励みになったりすれば幸いです。
立ち上げ当初の話はこちらから
デザイナーの僕が40歳からメンズコスメのD2C事業を始める話③ 〜ブランド編〜
なぜアップデートにこだわったのか
化粧品メーカーの一般論として、同一のSKU（固有の商品）をなるべくたくさん量産して販売したほうが原価が下がるので、短期で同じ製品を何度もアップデートをすることは経済的なデメリットになります。
それに対してLOGICは、ユーザーの生の声を耳を傾け、使用環境やニーズに向き合い、さらには美容のトレンドや進化、新たらしい課題に柔軟に対応していくことで、最適・最低限のスキンケアを追求したいと考えています。その結果が、LOGICが一番解決したい課題である、男性のスキンケアの習慣化につながると考えています。なので、今後もLOGICはアップデートをし続けるつもりです。
1. まずは、アップデートの種を探る
ユーザーアンケートとユーザーインタビューをおこなう
立ち上げからアップデートまで計4回のユーザーアンケートと、1年以上愛用さえているヘビーユーザーの方数人にオンラインでのインタビューをおこないました。時にはシビアな意見もあったり、聞かないと気づかなかった斬新な課題をいただくことができました。
ひとつ印象的なエピソードをご紹介すると、ZOOMにて購入歴の長いお客様のインタビュー中、「定期購入で届くセット箱が立派過ぎて捨てるのに躊躇すると」言われ、その方の背後を見ると、空のセット箱が山積みになっていました。こちらがUXやホスピタリティだと思ってこだわった箱がお客様を悩ませる要因のひとつになっていました。
時には自ら売り場に立ち、耳を傾ける
LOGICのプロダクトの魅力はとにかくラクに使用できること。一方で、オンラインでそれを体験できないという大きなハンデがあります。そこで、小売店様に取り扱いしてもいテスターを置いたり、POPUPも実施・参加してきました。中でもPOPUPは自分やメンバーが積極的に売り場に立つことで、直接的な売上とは別の収穫がありました。
実際、通りががった人に直接アピールした際に、どの訴求が響くとか響かないとかの気づきを得られら、もっとこうだったら買うのになーと、思わぬ課題が浮かんできたりもしました。もし、化粧品つくりたい人は、絶対売り場に立ったほうがいいです！
オタクとしてトレンドとニーズを追う
まあ、これは当たり前のことなのですが、とにかく化粧品をかなりチェックし、メンズに限らず、気になったものをは片っ端から使っています。2,3日に一度はドラッグストアに見にいきますし、ほぼ毎週末、百貨店やバラエティストアにで化粧品を見てきました。恐らく、1年で100アイテム以上は使っていると思います。やはりこの数年の間に、トレンドも変わってきてますし、注目される成分なんかも変化し続けています。
そんなことを繰り返しながら、アップデート品の構想を練ってきました。
2. そして、アップデートの内容
アップデートのテーマ
まず、今回のアップデートでテーマに盛り込みたかったのは、“肌の基礎体力づくり”。忙しい日々の負けないコンディションのサポートというのは、LOGICが目指したいところであり、とにかくラクで快適であることにこだわった前回とは別に掲げることにしました。
それもあり、今回は肌のバリア機能に注目しました。肌のバリア機能（図①参照）は本来人間の肌に備わっている機能なのですが、外的環境*によって機能が低下することがあり、それにより肌の乾燥につながったり刺激に敏感になったりします。それを肌のバリア機能の3因子を補う成分（図②参照）を配合することで、肌を整え、乾燥から守ります。
＊ちり・ほこり・花粉、エアコンなどによる乾燥、摩擦、誤ったスキンケアなどの刺激
ユーザーからのフィートバックに応える
先述したユーザーからのフィートバックですが、洗顔に関しては、おおむね満足度が高く、仕様に関しての声がほとんどでした。一方で、ミストに関しては、満足度は高いものの、しっとり感や保湿力を高めてほしいという声が少なくなく、そこの改善に挑むことにしました。
LOGICはスプレーからきめ細かいミストを噴出することで、今の使用感につながっていて、さらにしっとりさせる処方となると、ミストが細かく出にくくなるというジレンマを持っていました。試作を繰り返した結果、ベースの処方から変えることになり、予定より時間を要すことになりました。
また、香りに対してのご意見は賛否様々ありました。なかには、厳しい声もあり、正直無香料にしてしまったほうが楽だと思ったこともありました。ただ、LOGICとしては香りも合わさることで、快適なスキンケア習慣がつくれると信じており、前回の印象をほのかに感じつつも、グレープフルーツやオレンジをベースに配合し直し、より多くのひとが共感してもらえるよう補正しました。
もしかしたら使い初めは前の香りのほうが良いと感じることもあると思いますが、使用を繰り返すうちに良さを分かっていただけると嬉しいです。
また、両方共通の要望としては、容量と価格でした。アップデートなのに容量を増やし価格を下げるという、原料の価格も上がっている今、一見無謀な変更なのですが、主に資材やロットの最適化を進めることでなんとか実現しました。大きな決断として今回は化粧箱を廃止したしました。
デザインの検討
アップデートに合わせ、デザインも再検討。よりミニマル・スキンケアにふさわしいしつらえ、バスルームや洗面台との調和をいった観点からリファインを検証、クリエイティブの会社でもある弊社内にてレビューをおこなったりしながら、絞り込んでいきました。
3. アップデート版の完成
様々な見直し、ブラッシュアップを繰り返し、ついにアップデート版が完成しました。アップデートの試作も一部ユーザーに送りアンケートを実施。そこで得られたフィートバックも活かされています。以下が、具体的なアップデートのポイントになります。
アップデートのポイント①
忙しい毎日における外的環境＊に負けない“肌の基礎体力づくり”という考え方のもと、肌のバリア機能に着目した処方設計に改良。
＊ちり・ほこり・花粉、エアコンなどによる乾燥、摩擦、誤ったスキンケアなどの刺激
アップデートのポイント②
ユーザーの声を参考に、使用感と香りを見直し、スキンケアの心地よさをさらに追求。
アップデートのポイント③
ユーザーの使用状況を考慮し、価格と容量を見直し。さらなるコストパフォーマンスの向上へ。
アップデートのポイント④
カラーリングとレイアウトを一新し、使用空間になじむ、よりミニマルなデザインに。
LOGIC FOAMING WASH 2.0
ロジック フォーミングウォッシュ2.0〈泡状洗顔料〉
本体120g / 2,970円（税込）
炭酸＊1×炭＊2×クレイ＊3 のトリプル処方で毛穴の汚れやくすみ＊4をしっかり洗浄。洗い上がりはつっぱらず、肌はつるんとした仕上がりで、忙しい毎日の肌を整える。泡立て不要で濃密な弾力泡を実現、シェービングもできる泡洗顔です。
● クレイ＊3 新配合のトリプル処方でつっぱらず洗い上がりすっきり
● 処方と香りを見直しの相乗効果でさっぱり感UP!
● 香りも一新！柑橘味溢れる、より爽快で心地よいハーバルシトラスの香り● 価格見直し×容量20%増量で、コストパフォーマンスもUP!
＊1 炭酸ガス（噴射剤） ＊2汚れ吸着成分 ＊3海シルト・ベントナイト（汚れ吸着成分）＊4古い角質による
LOGIC MICRO MIST LOTION 2.0
ロジック マイクロミストローション2.0〈ミスト状化粧液〉
本体120g / 2,970円（税込）
ヒト型セラミド＊1×NMF成分＊2×保湿成分＊3のトリプル処方で肌のバリア機能に着目。これ1本で、化粧水・美容液・乳液・オイルの4役を担うオールインワインへ。ワンプッシュの微粒子のミストでしっかり潤い、しかもベタつかない高機能ミストローション。
● 肌のバリア機能サポートに注目した新処方で、忙しい毎日の肌を整える
● オイル成分を追加しオールインワインへ進化、保湿力・しっとり感UP!
● 香りも一新！柑橘味溢れる、より爽快で心地よいハーバルシトラスの香り
● 価格見直し×容量20%増量で、コストパフォーマンスもUP!
＊1 セラミドＮＰ、セラミドＡＰ、セラミドＥＯＰ（全て保湿） ＊2 PCA-Na、乳酸Na、PCA、セリン、アラニン、グリシン、グルタミン酸、リシンHCl、トレオニン、アルギニン、プロリン（全て保湿）＊3スクワラン、マカデミア種子油、ホホバ種子油（全て保湿）
キービジュアルについて
立ち上げ時の顔泡のキービジュアルはおかげさまで大変話題になりました。実際に、会う人会う人あのビジュアルのブランドですよね？と言われることが多かったです。
もちろん今回もキービジュアルは気合いを入れてつくりました。LOGICの価値である「わずらわしさ」から解放されるラクさに加えて、2.0は、肌へのバリア機能への着目や、さらに向上した心地よさが端的にスピーディに伝わるように表現いたしました。異性モテや男らしさのコミュニケーションとは一線を画したLOGIC独自の世界観は、今回も健在です！
尚、キービジュアルをどのようにできたか、メイキング的なものを近日公開しますので、お楽しみに！
さいごに
LOGICが目指したのは仕事のパフォーマンスを向上させる“ワークツールとしてのスキンケア。そのために、今回のアップデートにとどまらず、第３、第４のアップデートを繰り返す予定ですし、コンセプトを体現した新しいプロダクトも計画中です。
今後もLOGICをどうかよろしくお願いいたします！！！
LOGIC 2.0は5月23日から発売開始しました！
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