挫折からの学び

小学校からサッカーが好きで、中学でサッカー部に入った。中学レベルの練習の厳しさ、顧問の先生は怖い、さらに部活では、文武両道を重んじ、国語が苦手な自分に対し運動以外に毎日新聞のコラムを読んで感想文を提出をさせられた。今考えれば、理にかなってる事もあったが、とにかく、この生活を続けるのは辛い事しかなく、部活を三カ月で辞めた。たぶん、人生初の大きな挫折だった。

高校は男子校に入り、何を思ったか柔道部に入った。やった事のないスポーツをはじめたい、という気持ちだけで入部した。
中学で部活を続けれなかった自分に対し、絶対に続けるという意志だけはあった。
だが、そこは私立の男子校の柔道部、中学で優秀な選手が特別推薦で高校に入る子もいるレベルの学校、想像以上にシンドかった。高校からはじめる事は、毎日が地獄の日々だった。半分の子はすぐに辞めた。ここで部活の厳しさは語らないが、とにかく三年間何度も辞めようと思った、とにかく我慢して続けた。ただ三年生にもなれば、柔道に誇りを持ってたし、自分から強くなりたいという気持ちで練習に励んでいた。とはいえ、自分も高校生、当たり前だが、帰宅部が最高に羨ましかったのも事実。高校の友達には、なんでお前が柔道部やってるのと何度も言われた。でも自分が決めた事に対し、最後までやりきりたかった。
中学の挫折があったからこそ、高校で成し遂げた経験だ。
今でもあの三年間の苦痛に比べたら、どんな事があっても楽だと思える自分の財産になったし、柔道の教え、心技体、特に忍耐力は、人生の大きな学びだった。

大学卒業して、某食品会社に就職し一年半で会社辞め挫折。再度就職したら、やり続けたいという意志はあった。
パン屋に再就職する事は、まさに学生時代の思いと同じ出来事だった…
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