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暑い中のランニングも悪くない

午前7:25、気温28.3℃、無風の快晴。
走り出すと足のだるさを感じる。一歩一歩に伸びがない。
昨日、子供達と行ったプールで少し泳いだ影響かもしれない。

これから気温も上がるし、帰る頃には30℃も超えるだろうから、無理にペースを上げずに、スローペースで走ろうと思った。

すれ違うランナーさん達もどこかスローペースで、何かを警戒しながら走っていつようだった。

今日、この記事を書いている時点で、38.0℃。
猛暑だ。

暑さの中で走り続けると汗が滲み出てくるが、暑さの割には汗が出ない気がする。通気性と速乾性がいい新しいウェアのおかげなのかも知れなかった。

30分ほど走り、折り返し地点にしている湧水の流れる木陰で止まって、水分補給をしながら水の流れる音に耳を傾けた。涼しく、気持ちいい。

気持ちの良さが手伝って、流れの近くに佇んで、ついでに瞑想をしてみた。じっとしていたのは数分の時間だけであったが、気がつくと汗が吹き出し、下ろした両腕を肩から手首に向かってスーッと流れ落ちていく。体が熱い。気温の暑さではなく、体の内側が熱く、自分自身が熱源のように感じる。

数分前までは走っていたので、体から発生する熱が、風と共に空気中に放出され、発生する熱量ほどには暑さを感じていなかったのかも知れない。新しいウェアのおかげということでは無かったらしい。

止まってみて初めて自分の中に発生している熱量に気がついた。
まるでサウナの中にある熱気が、体の中にそのまま入っているようだった。

そのまま帰路も30分ほど走り、体はさらに熱さを蓄えた。玄関ドアの前の段差に腰掛け、息を整えようとしたけど、やはり急に汗が吹き出してきて、汗と肌に感じる埃による不快感が増していった。

いつもなら呼吸を整えてから家の中に入るところを、そのままお風呂場に直行。お湯を浴びる選択肢はなかった。冷水、一択。

頭から涼しさが体の中に入り込んできて、首元、脇の下、背中、股関節、膝の裏、足の裏と順に広がっていく。ホッとする感覚と汚いものが一緒に流れ出ていくような感覚がして、気持ちがいい。

この感覚、覚えがある。
そう、サウナだ。サウナから出て、冷水に浸かって整う感覚と同じ感じ。
風呂から出て、裸で扇風機の風を浴びながらも、やはりサウナ後の感覚と似た感じを得ていた。

ふと、会社の後輩の顔が目に浮かんだ。
彼は体格が良く、今食事制限するダイエットに励んでいるサウナーだ。サラダをよく食べているところを見かける。

彼もこれをやればいいのにと思った。運動することでエネルギー消費をしつつ、サウナと同じような気持ち良さを感じられて、一石二鳥ではないか。むしろ、サウナより距離を走った達成感が感じらる分、メンタル的にも良さそうだ。

世のサウナーの方は、ランニングをしたらいいのではないだろうか。同じような熱気を感じながらそれに耐え忍び、その先の解放的な感覚は同じもので、健康にはサウナ以上にいいはず。サウナの良さがわかる方なら、ランニングも同じように良さがわかるのではないかと思うのだが。

何にせよ、猛暑の中でのランニング。悪くない。
無理に危険なことをする必要はないが、サウナだと思って無理しない範囲でやるのは、良さそうだ。

明日も、走ってみようかな・・・・・・
暑いかな?


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