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トモロウ
2023年3月23日 22:48
昨日の採集を終えて帰ってきたのは午前3時頃だったはず。フラつきながらも、これだけは終えないといけないと思い、採集個体を飼育ケースに入れた。今回捕獲したセアカオサムシは非常に小さなオサムシで、ペットボトルキャップにすら満たない体長の虫だ。アオオサムシと比べてもその小ささが際立つ。自分が人生で初めてこの虫に出会った時の第一声は「ちっちゃ!!!」だった。一旦、同じケースに入れてから種類毎
2023年3月24日 11:01
先日捕獲したセアカオサムシ達にコクワガタ幼虫を与えた。このコクワガタ幼虫はセアカオサムシに与える半日前にアオヘリアオゴミムシに与えた物の食べ残しだ。アオヘリアオゴミムシにコガネムシ幼虫を与えて繁殖に成功した"石川県ふれあい昆虫館"の研究チームでは代用食としてカブトムシ幼虫を与えていた事が論文に記されているが、これがクワガタ幼虫レベルにまで離れてしまうとどうなのだろうか。餌が朽木であるため
2023年3月27日 05:21
ここ1週間近く、更新する全ての記事にセアカオサムシが登場する。自力開拓セアカオサムシの話題は筆が乗る…というよりも、生態観察記録を行った後、忘れない内にメモを残そうとして書いており、日記を書く時とは違う脳の部位が使用されているような感覚がある。前置きはこの辺にしておいて、本題に入る。先日捕獲したセアカオサムシに2度目の給餌を行った際、今までメスに対して一切の反応を示さなかったオスが突如と
2023年4月11日 22:19
出張帰り、帰路のルートを大幅に変更した。そして度々採集記録を書いているセアカオサムシのポイントに訪れた。現地で1時間ほど歩く。大量のコガネムシ類やゴミムシ類と出会うものの、ほとんど進展がない。ゴミムシの種類こそ増えてきたが、セアカオサムシと同じような環境を好むアカガネアオゴミムシは不思議と1匹も見かけなくなった。降雨後に来てみると違うかもしれない。今回に関しては、なんとしてでもセアカ
2023年4月21日 23:53
飼育下のセアカオサムシ卵は未だ孵化せず。しかし確実に成長している。孵化は明日頃だろうか。先日孵化したセアカオサムシ1齢幼虫は、近所で採集したイモムシを入れておいた所、いつのまにか食べていた。午前と午後の画像を比べると、腹部が膨らみ、節が伸びている様子が分かる。クロナガオサムシ幼虫に非常に近い体型で、セアカオサムシも成虫幼虫共に昆虫類を専門に捕食するオサムシであろう事が予想される。
2023年4月30日 18:41
2023/04/29セアカオサムシ幼虫が終齢となった。地上に現れたのがこの日だったので、恐らくは昨日や一昨日には脱皮を完了させていたのだろう。凄まじい成長速度だ。何せこの個体が孵化したのは2023/04/18なので、10日で終齢幼虫にまで成長したものと思われる。この虫は研究史において繁殖難易度が非常に高いとされてきた虫で、昭和から現在に至るまで数多くの愛好家に採集された種であるにも関
2023年5月13日 17:02
※蛹化後5時間が経過した画像を追記しました2023/05/13先日、記事に上げたセアカオサムシ前蛹が蛹化を始めていた。感無量と言う他ない。インターネット上に蛹の姿が載るのは初めてだと思われるからだ。何せ、前回記事でも語ったように、この虫の公式観察記録は3齢(終齢)幼虫までしか存在しない。さらには本日、『この虫の羽化を日本で初めて確認した』…という夢を見て目覚めた。それも、この
2023年5月18日 12:17
少し前にコガネムシ類(クロコガネ類?)達を飼うケース内に昆虫ゼリーを入れた。植物食の成虫だが、ゼリーはかなり人気なようだ。凄まじい速度で消費されていく。繁殖期の消耗により亡くなる個体も少しずつ増えてくる。特に交尾を終えたオスは亡くなりやすい。亡骸を放置すればカビが増えるので、その対策として同一ケース内にはダンゴムシやワラジムシといったスカベンジャーを入れて亡骸を処理させている。コガネムシ