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トモロウ式ビオトープ

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自宅及び私有地に造成したビオトープ。または私有水田、私有休耕田に関連する記事のまとめです。
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#湿地帯ビオトープ

トロ舟湿地帯ビオトープ増築 2024/05/20

トロ舟湿地帯ビオトープ増築 2024/05/20

前回

2024/05/20にトロ舟ビオトープを増築した。
以前作った90cm四方の深型特大トロ舟ビオトープに隣接する形で設置する。

使える時間が限られている事もあり、基本的に見切り発車気味で作業を開始してしまうので、最終的に隣接する容器との角がズレる事になった。

廃材のシート(パイプ車庫用の防水シート)を埋め込んで雨水の浸透を抑えたエリアに接するようにトロ舟を設置したために起きたズレだ。

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シオカラトンボの旅

シオカラトンボの旅

前回

前回特大深型トロ舟に作ったエコトーン部分に蠢く影が見えた。

掬って確かめてみる。その正体はシオカラトンボのヤゴだった。
見慣れた動きだったのでもしや…とは思ったが、どうにも不可解だ。

このビオトープは造成して2ヶ月と経っておらず、その間にシオカラトンボが発生したとは考えにくい。

しかしその疑問は他のビオトープを見た事ですぐに解消された。
恐らくは何年も維持している直置き型のプラ舟ビオ

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特大深型トロ舟にエコトーンを作る

特大深型トロ舟にエコトーンを作る

前回

216L容量の特大深型トロ舟(リス興業・G220)を使ったビオトープでの水際陸地作りを先延ばしにしていた所、庭に飛来したヒメゲンゴロウが多数産卵をした事で30匹以上の幼虫がその中を泳ぐようになってしまった。

ゲンゴロウ類の幼虫は上陸した後に地中で蛹となる。
すでに何匹もの幼虫が終齢まで成長しており、エコトーン作りを急ピッチで進める事に。

今回は安全興業のAZベジプランター700 NEO

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2024/05/22ビオトープ観察記録

2024/05/22ビオトープ観察記録

2024/05/22
昨年に度々紹介していた場所の埋め込み型トロ舟ビオトープを久々に観察した。

ここの観察に飽きていた訳ではなく、春を代表する草達があまりにも繁茂し過ぎていたために足を踏み入れる事ができなかった。
カラスノエンドウが一斉に枯死して少しばかり歩きやすくなったので、棲みついているマイマイカブリを踏まないように慎重にビオトープへ近づく。

今年に入ってから植えたコウホネやハンゲショウが

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刺し木苗用の葦

刺し木苗用の葦

夜中三時の帰宅となってしまった。
帰り際に市内の川で葦を採取する。

根ごと採取する事は骨が折れるので今回は行わなかった。
根元付近から折った苗を先日埋め込んだトロ舟の仮設ビオトープに浮かべる。
財団法人淡海環境保全事業財団の公開特許『ヨシの増苗方法』(【公開番号】特開平8−163923)によると、こうする事で各節から根と芽が生えてきて1本の葦をいくつも増殖させる事が可能なのだとか。

本来は芽生

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ビオトープにてヒメゲンゴロウの自然繁殖を確認

ビオトープにてヒメゲンゴロウの自然繁殖を確認

2024/03/25

すっかり帰宅が遅くなってしまった。
採集に赴くような体力は残っていなかったが、暖かくなってきたので何か庭の生き物の動きを確認したいと思い、ビオトープに立ち寄る。

今回は普段観察している埋め込み型のトロ舟ビオトープではなく、シート上に4つ並べてあるだけのトロ舟を覗いてみた。

左上のトロ舟には自然に飛来したヒメゲンゴロウが棲み着いているようで、冬の間もこの日も同じように泳い

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