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〈to'morrow music〉 NEW ARTISTS OF THE MONTH (April 2024)

今月もプレイリスト〈TO'MORROW MONTHLY〉から国籍 / ジャンルを問わずに特にお気に入りのニューカマーを厳選し紹介していこうと思います!


Comedown Room (New York / USA)

NYを拠点に活動中の4人組、Comedown Room。彼らはSFっぽさのあるサイケデリックなワールドを展開するドリームポップ・バンドなんだけど、4人の中に2人がシンセを担当していることもあり、よりエレクトロニックなビートを多様している事が特徴。R&Bからの影響も色濃く出ていて、CrumbTokyo Tea Room辺りのバンドにR&Bやエレクトロ要素が足された表現をしているバンドと言っていいでしょう。昨年から始動したばかりのバンドなので、今後まとまった形で作品がリリースされる頃には注目を集めていそう。

daydreamers (London / UK)

ロンドンを拠点に活動中のdaydreamersはまさしく次のヒットバンドを目指すべく世に落とされたかのようなバンドだ。デビュー曲としてリリースされた「Call Me Up」は完全に初期の1975が蘇ったかのようなキャッチーなインディーポップで超最高だし、よりノスタルジックなムードを醸し出した2ndシングル「Beach House」もそれこそ本当に2010年代初期とかに出てきたようなバンドを彷彿させる。ポップスにも混ざれるインディーサウンドふぁ超最高ですね。ビデオとかSNSの使い方や雰囲気も大正解を出していて、来年のサマソニとかに出てる絵が既に浮かぶし、世界的にもすぐに注目されるバンドになるはず!

Janelane (Los Angeles / USA)

元々はPeach Kelli Popのギタリストとしても活動していたアーティスト、Sophie Negriniによるプロジェクト、Janelane。元々バンドと平行しつつソロ活動もしていたので初シングルは2015年にリリースされていたりと、キャリアとしてもすごく長いけど、ここに来て遂にデビューアルバム『Love Letters』をリリース。初期はBest CoastとかLAのバンドからの影響も結構あったと思うけど、現在はよりインディーポップでキャッチーなモノを演奏していて、シューゲイズ風味、ローファイ風味のバランス感とかが絶妙で最高。

Jane Penny (Montreal / Canada)

モントリオールのインディーポップ・バンド、TOPSのヴォーカリスト、Jane Pennyが新しいソロプロジェクトを始動。ソロで初めてリリースされたEP『Surfacing』ではこの「Wear You Out」のような最近のTOPSのムードを引き継いだ80sのシンセポップ〜レトロポップを軸に構築したサウンドが売りのキャッチーな楽曲も収録されているものの、バンドの時以上によりディープに潜り込んだシンセサウンドが特徴的でアンビエントやドリームポップが好きな人にもより刺さる音楽性になっていると思う。TOPSはキーボードのMarciのソロも素晴らしかったし、個々の能力が本当に高いんだなと。

Matt Champion (Los Angeles / USA)

BROCKHAMPTONのメンバーだったMatt Championが解散後に初めてリリースしたアルバム『Mika's Laundry』はまさにBROCKHAMPTONが大好きだった僕たちが求めていた100点満点のアルバムだったと思う。彼の武器であるラップを活かしつつ、HIP-HOP、インディー、R&BなどをミックスしたBROCKHAMPTON以降の音楽。DijonDora Jarに加えてBLACK PINKのJENNIEもゲスト参加しているので、BLACK PINKのファンの人にもこの素晴らしいアルバムを聞いてみてほしい。Kevin AbstractDom McLennonも解散後のアルバムは正直微妙だったので、Matt〜〜〜〜〜!!ってなりましたね。

OH!JUHA (Seoul / South Korea)

韓国のジャズピアニストであるGaYoung Baeとパンソリという韓国の伝統的な音楽を制作しているEri Hwangによるユニット、OH!JUHA(오주하)。彼らがリリースした新曲「Spring Taryeong」は癖になるようなパンソリのメロディー&ヴォーカルにチルなシンセサウンドを軸にソウル、R&Bなどから影響を受けたサウンドを展開しており、めちゃくちゃ面白い。流行ってるK-POPとは真逆だけど、たまにはこういうのも聞いてみてのもよろしいのではないでしょうか!

orange flavored cigarettes (Seoul / South Korea)

ソウルを拠点に活動中のorange flavored cigarettesというバンドはとにかくスムースで心地良いインディーポップにR&Bやソウル、ジャズなどのエッセンスを加えた超最高なバンド。Men I Trustからの影響を超感じさせつつ、TOPSYONLAPAとかが好きな人にもチェックしてほしい。シンセがドリーミーにじわじわと染み渡っていく曲もそうだし、ギターのエッジが意外と効いている曲もとても良い感じで、気づいたら日本でも人気者になっていそうなバンドの一つですね。

Tertia (London / UK)

ロンドンを拠点に活動中のアーティスト、Tertia。彼女はオルタナティブで深く潜っていくエレクトロミュージックからアートポップまでをキャッチーさを残しつつ実験的に表現していくアーティスト。本当に曲に寄ってはかなり渋いにも関わらずときにはU.S. Girlsのようなポップさを残していたりするのが面白いし、まだ本性を見せていないようなミステリアスな感じがある。Radioheadとかも絶対好きだろうけど、他にも色々なサウンドが交差していて、彼女が作ったリファレンスのプレイリストをチェックしてみたくなる。

Sex Week (Brooklyn / USA)

Brooklynを拠点に活動中のPearl Amanda DicksonとRichard Orofinoによるデュオ、Sex Seek。彼らが2曲目のシングルとしてリリースした「Angel Blessings」という曲はbar italiauntitled (halo)が好きな人にはチェックしてほしいダウナーさポップさが入り乱った楽曲で超最高。50/50くらいの割合で男女ヴォーカルで交差している感じも最高だし、片方がメインパートを歌っているときのコーラスの入れ方とかもたまらない。プロダクションとしてはとてもシンプルだけど、この2人のヴォーカルと全体的な不穏な空気感だけで持って行けてしまっている。

Svalblue (Bangkok / Thailand)

バンコクを拠点に活動中の最近リリースしたEP『blue』も素晴らしい仕上がりだったシューゲイズ・4人組、Svalblue。EPのタイトル通りダークなブルーを感じさせるシューゲイズで、ギターの音色はシューゲイズなのだけど、全体的にはオルタナやポストパンクからの影響も感じさせるのが面白いところで、My Bloody ValentineだけではなくSonic Youthとかも好きだぜ!っていうリスナーには特にオススメしたいバンドだし、日本のSugar Houseとかにも通じるクールさがありますね!

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〈to'morrow vol.28 開催するよ〉

6月30日に新宿にあるSPACEというベニューでイベントを開催します!
今回のテーマは「ライブハウスとクラブの中間地点」。

『to’morrow vol.28』
日時:2024年6月30日(日)
OPEN / START 17:30
会場:東京 SPACE / SHINJUKU
料金:ADV. ¥2500 / DOOR ¥2800 / under 23 ¥1000(+1D)

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