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〈to'morrow music〉 NEW ARTISTS OF THE MONTH (MAY 2020)


僕が運営しているto'morrow recordsではコロナの影響もあり基本的に入荷をストップしている状況です。本来音源を入荷して紹介したい新人アーティストがたくさんいて気持ち的にムズムズしているので、今月から飽きるまで、先月から更新している〈TO'MORROW MONTHLY〉というプレイリストからまだアルバムをリリースしていないニューカマーを10組ピックアップし、こちらで紹介していこうかなと〜思います!!

A.O. Gerber (Los Angeles / USA)

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LAを拠点に活動中のSSW、A.O. Gerber。デビューアルバム『Another Place to Need』をリリースしたばかりのニューカマーで、アルバムにはMadeline KenneyやSASAMIといった西海岸で注目のアーティストも参加している。Angel Olsenを彷彿させるようなヴォーカルとフォークを軸にしつつ、ドリームポップやサイケの要素をミックスさせた心地良さが抜群に良いし、更にはMolly BurchやSun Juneといった60sのレトロポップな要素も持ち合わせたインディーポップ系のサウンドやHalf Waif辺りの少しミステリアスでナチュラルな要素も持ち合わせたSSW。

DLCL (New York / USA)

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まだ1曲しかリリースされていないし、情報が無い。唯一存在するInstagramもほとんど投稿されていないが、デビュー曲「Uniform」という曲が最高。グランジの質感を軸にYuckやLAのMillyとかローファイな質感を持ったバンドとも共鳴するし、Deb Neverとか辺りのモダンの要素を混ぜたオルタナな感じもある。「Uniform」のリリース時にインスタで、"mastered by my fucking brother @harryteardrop " と投稿されており、少し調べてみたら Harry Teardrop / Strawberry MVのディレクターをしていたり、Harry Teardropのバンドメンバーであることもわかった。元々はLA出身で、音楽の活動を初めてからはNYを拠点に活動をしているらしい。

girlpuppy (Atlanta / USA)

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アトランタを拠点に活動中のSSW、Becca Harveyによるプロジェクト、girlpuppy。こちらもまだ一曲しかリリースされていないアーティストで、デビューシングルとして公開された「For You」はAnna Burchを彷彿させるような日光に照らされている柔らかいインディーポップやMolly BurchやSun June辺りのテキサスのレトロポップSSWを彷彿させる穏やかさを兼ね備えている。心地良いアーティストだ。

Grizzy Cost(Toronto / Canada)

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カナダはトロントを拠点に活動中のAlannah Kavanaghによるプロジェクト、Grizzly Coast。Beach BunnyやCAMP COPEを彷彿させるようなインディー感とパワフルさを兼ね備えたインディーポップ / ギターポップを鳴らすアーティスト。新曲として公開された「Catch & Release」はまさに上記で上げたアーティストやロンドンのFreshのようにギターポップに少々パンキッシュな要素もプラスした楽曲となり、新しさは無いが、インディーロックが好きなら間違いない系の曲に仕上がっている!この曲はどうやら今後リリースされるデビューEPからの先行曲のようなので、まだリリース情報は出ていないが、続報も楽しみに待ちたい!

honeywhip (Los Angeles / USA)

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どうやら東京でスタートしたらしいプロジェクト、honeywhip。現在3曲リリースされているが、どれもカラーが違ったベッドルーム・ポップでどれも良い。最新曲「feels good to laugh」に関してはMac DeMarco辺りの緩さを取り入れたインディーポップでMichael Seyer辺りが好きな人もマストだろう。以前公開されていた曲は更にメロウであったり、R&Bを取り入れていたり、少し複雑なリズムを取り入れたりと、「feels good to laugh」とは全然違うタイプの曲。リリースされた3曲のタイプが違うので、まだアーティストとしての全貌が見えないプロジェクトだが、どの曲も本当に100点だ!

Mamalarky (Los Angeles / USA)

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LAを拠点に活動中の4人組、Mamalarky。Cherry Glazerr、Faye Webster、White Denim、Winterといったアーティストのバンドメンバーを務めるメンバーで構成されており、インディーポップやサイケポップからファジーな曲まで鳴らすバンドだが、どの曲にもアートで変化球なリフやフレーズが使用されていて、頭から離れない。新曲「How To Say」はPhiladelphiaのPalmとUKのGirl Rayをミックスしたかのような楽曲で、小難しさと素朴さが融合し、独特の世界観を醸し出している。彼らはNYCのインディーレーベル〈Fire Talk〉と今年サインしたので、アルバムにも期待したいところだ!

Natty Wylah (London / UK)

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ノースロンドン生まれのラッパー、Natty Wylah。パンクやジャズを好んで聴いていたという彼だけど、今回リリースされた新曲「4 Siblings」から今まで以上にジャズとかのメロウな要素が強く反映されている。Kevin Abstractの回りにいるベッドルーム・アーティストとかの雰囲気に近いものも感じるし、エモーショナルを感じさせる要素も組み込まれている。デビュー曲とかを聴いているともっとシンプルにUKのラップ!って感じの曲だけど、2曲目ではビートは少しローファイっぽかったりしてオリジナリティーが出てきていて、3曲目のリリースとなった今回の「4 Siblings」で個人的には好みの真ん中を突いてきた。リリース毎に進化している感じがある!

New Luna (Manchester / UK)

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マンチェスターを拠点に活動中の4人組、New Luna。2016年に1枚EPをリリースしており、それ以降は年に1曲ペースでリリースしていて、フルアルバムが待ち遠しいバンド。最新曲「Prunus」はRadioheadを彷彿させるような不穏なギターフレーズも頭に残りますが、全体的なグランジがまずたまらないのと、そのファジーなサウンドの中に微かにドリームポップの要素が感じられるのがグッと来る。そして何より感傷的な唄メロが本当に最高だ。

Pale Beach(Nagoya / Japan)

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名古屋を拠点に活動中のベッドルーム・プロジェクト、Pale Beach。2010年代のUSインディーシーンを象徴するThe DrumsやDIIV、Day Waveといったサーフテイストなアーティストたちを彷彿させるドリームポップ / インディーポップを鳴らす。日本にもこの辺りのシーンから影響を受けているアーティストはたくさんいると思うけど、英詞で彼よりもUSのシーンに自然と馴染んでいけるアーティストは中々いないと思うし、例えば海外のプレイリストに入っていたら日本のアーティストだと気づかないと思う。日本のアーティストだけど、普段USのインディーポップを掘ったりしている人たちにこそ聴いて欲しいアーティストだし、逆にPale Beachが好きならUSインディーも聴いて欲しいなと思う。

Theodor Black (London / UK)

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サウスロンドンを拠点に活動中のを拠点に活動中のラッパー / プロデューサー、Theodor Black。彼の作るラップミュージックの中にはジャズ、R&B、オルタナ、ベース・ミュージックなど様々な要素が組み込まれており、海外のサイトではArt-Hip Hopと紹介されていたが、まさにその通りだ。実験的な要素も多めだが、決して気難しすぎるわけではなく、ローファイ・ベースのトラックと滑らかなラップの組み合わせは心地良さとディープでオルタナティブなクールさが兼ね備えられている。

上記で紹介したアーティストを含めたマンスリープレイリストも公開してます!

僕が運営している洋楽専門のオンラインレコードショップ〈to'morrow records〉もぜひ覗いてみてくださいね!

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音楽イベント「to’morrow / 明日フェス、洋楽専門ディストロ「to’morrow records」主催 / Spincoasterキュレーターなど。今日を全力で楽しむタイプの人間。
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