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ロールふせんで楽々。中学受験スケジュール管理

みなさんはお子様の勉強の管理どうしていますか? この記事では我が家で実践しているロールふせんによる、娘の中学受験勉強のスケジュール管理方法について紹介させていただきます。是非ともご利用ください。

フォーマット

まずはフォーマットイメージと実際のPDF(A3サイズ)のリンクを以下に共有します。

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※これらのファイルは私tomoroの著作物です。非商用に限り自由に利用していただいて結構です。他者へのシェアはこのnote記事へのリンクのシェアにてお願いします。また、無断での商用利用を禁止します。

察しのいい方であれば、このファイルと見出しの写真を見ていただければ早速運用できるかと思います。以後を読まずに早速利用してもらっても大丈夫です。

以下ではこのフォーマットを作るに至った経緯について説明します。また、次回記事にて実際の利用方法について説明する予定です。

スケジュール管理の問題点

私もこれまで試行錯誤しながらいろいろな手法を試してきました。

例えば市販されている書き込みカレンダーやスケジュール管理ノート、あるいは自作でのエクセルシートによる管理などを試しました。しかしどの方法を試してみても以下の悩みが尽きることはありませんでした。

・思った様にスケジュールが進まなくて何度も計画変更となり、都度計画表を書き直さなければならない
・ 子供が主体性を持って計画しにくい
・ 視覚的な状況の把握のしやすさ
・ 課題をやり終わったときの達成感

この中でも特に私が悩んだのは、スケジュール表を作成してもスケジュール変更があった場合の書き直しの面倒さでした。

日々計画を立てて取り組みますが、体調が悪いときもあるし、急なイベントがあったり、また気分が乗らなかったなどどうしても計画通りに進まないものです。

また自分でやるものではないので、一日にできる量を正確に把握し予測すること自体も難しく、計画がこなせる量を立てることが難しいという問題もあります。

スケジュール表の作成しなおしは結構負担になります。更新が滞り、最後には計画表自体作成しなくなるというのが多くの方も経験があるのではないでしょうか。

ロールふせん以前の方法

上記の問題がありながらも、我が家では市販の勉強スケジュール管理用ノート "STUDY STATIONERY 勉強計画ノート"によってスケジュールを管理していました。

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このノートにフリクションペンで予定とTODOを書きこんで運用していました。このノートはとてもよくできていて、中高生で自分でしっかり計画できる方にはとても有用だと思います

しかし前述のように、中学受験のスケジューリングにおいては思い通りにスケジュールが進まないときはしょっちゅうです。その度にスケジュールの書き直しをして結構な手間がかかっており、悩みどころでした。

作成のきっかけ

そこで何かいい方法はないかと日々考えていましたが、twitterで1週間のスケジュールをTodoリストのようにふせんで管理している方のつぶやきを見つけました。

なるほど、これだと

・ふせんの貼り替えだけで臨機応変にスケジュール変更できる
・1週間と一日にやることの量が視覚化できる
・やることをふせんに落とし込むのは親が手伝い、自分でいつやるかをわりふれるので自主的にスケジュールを組める
・付箋を剥がすことで達成感がある

と感じました。そこで少しアレンジして前出のスケジュール管理ノートに100均にある普通サイズのふせんを貼り付けて試してみました。

しかしスケジュール管理ノートは大学ノートサイズであり、行間の幅が狭いため、細いサイズのふせんでないと使いにくいことが判明。

細いふせんを使うと以下のような点が問題になりました。

・ 小さいふせんに十分な情報量の文字を書くのが結構大変
・ 1週間分貼るとやたらひらひらしてお祭りの飾りみたいになる

そこでこれらの問題を解決すべく、なにかいいツールがないかなと文具屋さんや100均ショップを回ったところ、ダイソーで下写真のテープふせんを見つけました。

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全面が接着面なので普通の付箋のようにヒラヒラしないので気にならず、しかも自由な長さに切れてスペースの調整ができるので使い勝手がよい。

また幅も13mmと記入するのに細すぎず、さらには4教科に合わせたかのように4色ということでこれを使うことにしました。なお細いロールふせんもありましたが、前述の通り細いものは情報量を十分に書くには狭く感じました。

ならば自分でフォーマットを作ろう

ただ、このふせんの幅では大学ノートの1行サイズには合わず、また1日分にはれる行数もかなり制限されてしまいます。

それならばとオリジナルフォーマットのスケジュール表を自作することにしました。1行をテープ付箋の幅13mmに合わせて作成しました。我ながらジャストサイズw。

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いろいろ試行錯誤しましたが、全体の大きさはA3のフォーマットが一番使いやすいサイズとなり、冒頭に紹介したフォーマットに落ち着きました。

使い方

フォーマットファイルを再掲します。

全体の構成

全体の構成は以下のようになります。
①今週の予定欄
②1日の予定欄
③1週間の振り返り欄

①今週の予定欄

この欄は勉強の予定を入れてもよいですが、②の欄でわかるのでそれ以外の予定を記載するようにしています。

例えば塾の日程、学校行事や習い事などの本人の勉強以外の用事、親の仕事やプライベートの都合です。特に塾が夜になる場合はうちでは親が迎えにいっており、その際どちらが行くか問題になることもあるのでここに記載することにしています。

②1日の予定欄

ここは各教科を2行に設定しています。1行は前回紹介したダイソーのロールふせんがぴったり貼れる幅の14mmにしています。ただしA3サイズで印刷した時のみであることにご注意ください。

横は1日分は6マスあります。横1マスを15分で想定して作っています。つまり貼るふせんの長さで時間を把握できるということです。1マス当たりの時間の取り方はご自由に。

ただ実際にやってみると、時間の長さとふせんに書く情報量は比例するわけではないので、時間が短いものはふせんへの記入に苦労するかもしれません。そのあたりは臨機応変にご対応ください。ふせんの長さ=時間と考えなくても運用は問題ないです。

1日の予定の最下段にはメモ欄があります。その日の感想、特記事項などを記載するとよいでしょう。

また家族で食事に行ったり、遊びにいったりなど息抜きの予定を書いてあげておくのもよいでしょう。この場合はマステなど使うとちょっと楽しいかもしれません。

③1週間の振り返り欄

ここは振り返りのメモ欄としていますが、実際には余白あるいはバッファの欄とお考え下さい。例えば以下のような利用方法があります。

・日々進めていくうちにこなしきれず、翌週に持ち越す分を置く
・その週にやるが、いつやるかを決めきれなかったものを置く
・次の週の予定を記載しておく
・親御さんからのメッセージ記入
・その週に見つかった弱点、問題点をメモしておく

使い方の例 ~ステップ1~

では実際に娘が使っている例を示します。使い方の参考にしていただけたらと思います。

まず1週間で取り組まなければならない課題を書き出します。1週間の振り返り欄にまとめてふせんに記入して貼っておきます。

自分としてはこのステップが最も重要だと考えています。その週にやらなければならないことを項目ごとに1日分の量に分解して切り取ったふせんに記載し、それらをすべて列挙します。これにより1週間で必要な全体の量をまず把握することができるからです。

使い方の例 ~ステップ2~

ステップ1で列挙した項目のふせんを実際に取り組む日の欄に移動します。あらかじめ塾や学校のイベントがある日をメモしておいた上で配置するとよいでしょう。

使い方の例 ~ステップ3~

上記を科目ごとや項目ごとに繰り返します。塾の日程、予習復習、塾の宿題、学校の宿題など項目ごとに色を分けたりすると整理にもなるし、ビジュアル的にもわかりやすくなるかと思います。

上記が実際のステップ3が終わった例です。この週はあまり課題がなかったので色のバリエーションを使っていませんが、3色以上使う場合もあります。

使い方の例 ~ステップ4~

作成した計画に沿って毎日の勉強を進めます。予定通り終わったものはふせんをはがす、あるいは斜線で記載の文字を消すなどして消し込ます。私は過去のものを残しておいてどの課題がどれくらいできるかを見たいので付箋は残したままにしています。

出来なかった項目は次の日にスライドしたり、1週間のまとめ欄に保留にして置いたりしてふせんをずらします。このとき計画自体が無理があったのか、やむを得ない事情があったのか、単に怠けてしまったのかを検討します。

もし計画自体が無理であったのであればその日はもちろん、それ以後の計画を見直します。テープふせんなのでそれぞれの項目を張りなおすだけなので大幅な変更があっても簡単にスケジュールの組直しができます。楽々ですね。

また、サボってしまった場合は翌日に持ち越すことにする場合もあります。日々の継続ものは1日サボると翌日に2倍になるということが実感でき継続を促すこともできます。身につまされる思いがしますが(笑)。

とある1週間が終わった例が以下です。

とはいえ管理もほどほどに

ここまでの説明を読むとなんだか、がちがちに管理しているように思われるかもしれません。実際はそんなこともなく、遊びやゲームの時間も約束しながらやっていますし、1日のスケジュールが守れなくても臨機応変に変更して対応しています。

やっているうちに1週間で消化しきれない量もわかるので、こなしきれないときは塾の宿題などもある程度取捨選択したり間引いたりして対応しています。

というのもまあ当然で、これを自分の仕事でがちがちにやられたらと思うと、適当に休みいれたり息抜きしたり、予定が遅れたりはよくありますので当然ですよね。継続することを第一の目標にしています。子供の睡眠時間も大事です!

遊び心も少し

このフォーマットは正直デザインはシンプルなので面白みはありません。お好みでマーカ使ってみたり、イラストなどの落書きしてみたり、好きなシールを貼ってみるとよいかもしれません。

ロールふせんもマスキングテープで代用すると女の子はすこしやる気があがるでしょう。注意したいのはどのマスキングテープでもいいというわけではないのでそれは別の機会でご紹介します。ふせんもマステもいろいろ試してみたので後日レポートいたします。

まとめ

以上が使用例の一例です。自由に使っていただいて結構ですのでアイデアなどあるとフィードバックもらえると嬉しいです。

スケジュールの作成、管理方法は楽になるかもしれませんが、勉強自体の大変さは変わらないのであまりスケジュールを守らせることが目標にならないように注意しましょう。私もつい立てた計画ができそうにないと娘に注意して言い合いになることもありますが、やはり主役は娘なので気を付けるようにしています。

もともと計画表を作ろうと思ったのは娘がゲームしたり遊ぶ時間を1日のうちにちゃんと一定時間ほしいといったのがきっかけでした。1日にやるべき課題の量を決めて見せてあげて決めないと遊ぶ時間も約束できないからです。やみくもに勉強しろと言い続けてもモチベーションは下がる一方ではないかと思います。

と偉そうな風なこと言いましたが、私も感情的になることはしょっちゅうですし、娘もサボりたがることもしょっちゅうです。その辺はうまいこと折り合いつけて少しでも楽しめるように進めていけたらと思います。

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