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王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.8 『未来への扉(Ah Via Musicom)』

「天に二物を与えられた男」

第8回目は、「エリック・ジョンソン」より、2作目の『未来への扉(AH VIA MUSICOM)』です。

曲目は以下の通り全11曲です。

1.『Ah Via Musicom』

2.『Cliffs Of Dover』

3.『Desert Rose』

4.『High Landrons』

5.『Steve's Boogie』

6.『Trademark』

7.『Nothing Can Keep Me From You』

8.『Song For George』

9.『Righteous』

10.『Forty Mile Town』

11.『East Wes』

冒頭1曲目の『Ah Via Musicom』で、まるでこの後にやってくる、とてつもない音楽を予感するような曲でアルバムは幕を開けます。

その予感は次の2曲目『Cliffs Of Dover』で確信に変わります。

今回もこの1曲のためだけに記事を書きました。

邦題で『遥かなるドーヴァー』と称されているこのインストゥルメンタル曲は、エリック・ジョンソンの代表曲で、出だしから彼の正確無比・超絶技巧のギターソロ全開で始まります。

そこからベース・ドラムが続き、彼のギターはまるでリズム隊が構築した空を自由に羽ばたく鳥のように奏でられていきます。

彼のギターの特徴としては、ストラトから奏でられるその伸びの良いハイクリアトーンが挙げられるでしょう。

彼は音への凄まじいこだわりを持っており、エフェクターの電池のメーカーを選ぶほどで、メーカーごとの違いも聴き分けられるとのことです。

その異常なまでの音へのこだわりが、彼の音色を唯一無二のものにし、聴きてに心地よい浮遊感と抑揚感を与えてくれるのでしょう。

ちなみにこの曲を知ったのは、私が高校生の頃に購入したプレイステーション2のソフト『ギターヒーロー2』に収録されていたのがきっかけでした。

(曲自体の難易度が非常に高く、冒頭のソロでいつもゲームオーバーになってました...)

また、これほどの超絶技巧と美しい音色を持つだけではなく、彼はビジュアルも優れているという点に、"天は二物を与えず"という言葉の信憑性が疑わしい点と、世の中の不公平さを感じてしまいます。(完全に個人的な嫉妬です笑)


ビジュアルで彼に追いつくのは難しそうなので、せめてギターテクだけでもほんの少し近づけるよう、これからも練習していきます。

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