最近の記事
- 固定された記事
王道だけどちゃんと聴いてなかったシリーズVol.13『Feeling Good:The Very Best Of Nina Simone』
「完璧な日々のために③」 第13回目は、「Nina Simone(ニーナ・シモン)」のベスト盤である『Feeling Good:The Very Best Of Nina Simone』です。 こちらも映画『Perfect Days』で使用されており、ラストの役所広司の長尺の演技時に流れているのが特に印象的なため記事にしました。 「ニーナ・シモン」は1933年アメリカ合衆国生まれのジャズ歌手です。 幼少期からピアノを始め、その後めきめきと実力をつけていきましたが、音楽
王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.6『ビィ・ヒア・ナウ(Be Here Now)』
「大ヒットの次回作は大体賛否両論」 第6回目は、90年代イギリスを代表するバンド「オアシス(Oasis)」より、3作目の『ビィ・ヒア・ナウ(Be Here Now)』です。 オアシスはギャラガー兄弟を中心として結成されたロックバンドで、1991年に『オアシス(Definitely maybe)』にて、当時のデビュー・アルバム最速売り上げ記録を果たす鮮烈なデビューを果たし、2作目の『モーニング・グローリー( (What's the Story) Morning Glory?
王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.5 『華麗なるレース(A Day at the Race)』
「偉大な兄の影に隠れたアルバム」 第5回目は、「クイーン」から、1976年発表の5枚目のアルバム『華麗なるレース(Day at the Race)』です。 前作の『オペラ座の夜(A Night at the Opera)』は、言わずもがなクイーンを世に知らしめた『ボヘミアン・ラプソディ』を収録した歴史的名盤です。 本作は前作の影に隠れがちですが、楽曲単位で言うと粒が揃っていて、個人的にはこちらのほうが好みのため今回記事にしました。 曲目は以下の通り、全10曲となってい
王道でもないし、人生を変えるほどじゃないけれど、個人的に好きなアルバムシリーズvol.3 『ザ・マジック・ウィップ(The Magic Whip)』
「集大成と開拓の見事な融合」 第3回目は、以前「人生を変えた名盤シリーズ」で紹介したブラー(Blur)より、8作目の『ザ・マジック・ウィップ(The Magic Whip)』です。 このアルバムは前作『シンクタンク』からなんと12年ぶりに発売された作品であり、フルメンバーが揃ったのは前々作『13』以来、実に16年ぶりです。 今作はメンバーが香港を訪れた際に受けたインスピレーションを元に制作されており、かつてのブラーのテイストが散りばめられつつも新たな境地を開いた、新旧ど