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母校の図書館へ文芸誌を寄贈しました

母校の中学校、高校に『しししし1』『しししし2』『街灯りとしての本屋』を寄贈しました。

きっかけ

友人の竹田くん(双子のライオン堂店長)が、学校図書館へ本を寄贈する取り組みをやっていました。公益財団法人学校図書館協議会の協力を得て希望校を募り、『しししし1』『しししし2』『草獅子』の3冊を18校へ寄贈したそうです。面白そうなので自分もやってみようと思いました。

準備

全国から募集するのはさすがに無理なので、対象をどうしようかと少し考えて、手軽なところで母校に送ることにしました。mailで問い合わせしよう思ったのですが、webサイトを確認してもアドレスが公開されていませんでした。仕方がないのでFaxで送ることにして、Pagesで原稿を作りました。文面はこんな感じです。

図書館ご担当者様

貴校の卒業生のとものりと申します。
図書館に書籍を寄贈したいと考えていますが、お送りしても構わないでしょうか。

お送りする予定の本は下記の通りで、全て新品です。
・書籍名 ISBN: 978-1234567891
・書籍名 ISBN: 978-1234567892
・書籍名 ISBN: 978-1234567893
許可いただけるようでしたら、下記連絡先までご連絡ください。

連絡先
mail: xxxxxxxxxx@gmail.com
電話: 090-xxxx-xxxx
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書籍の選定

選んだのは上記3冊です。
文芸誌なので学校図書館向けだろうなと思い『しししし』を。私の母校は電車も通ってないような田舎にあるので、都会にも目を向けてほしいとの思いから『街灯りとしての本屋』を選びました。近くに公立の小中高があり、ほとんどの生徒が高校まで地元で完結する環境で、両親が地元の人だったりすると外に目が向かないんですよね。「都会にはこんな変な本屋あるのかー」とぼんやり興味を持ってほしい。

ちなみに『街灯りとしての本屋』は11の書店店主へのインタビューがメインの、本屋についての本です。巻末に本屋を始めたい人向けのQ&Aが載っています。

実行

FAXは持っていないのでコンビニのコピー機から送りました。人生初FAXだったので結構ドキドキでした。FAX文化は滅ぶべき。

反応

中学・高校ともすぐに連絡が来て、どちらも「大歓迎なのでぜひ送ってください」という感じで、書類書いたりもありませんでした。迷惑がられたりしないかなとちょっと考えていたのでほっとしました。

中学校からは電話がかかってきて、「校長の〇〇です。本の寄贈のお話ありがとうございます。もしかしてn年卒業のとものり君ですか?」と言われて驚きました。なんと、当時教えてもらっていた先生が校長先生として在籍しておられました。話し声がなんとも嬉しそうで、ちょっといいことをした気分になりました。

購入と送付

双子のライオン堂で普段と同じように本を購入して、学校宛に送ってもらいました。お願いして目録みたいな紙を一枚いれてもらいましたが、他は普通に本を買って送るのと同じです。簡単。

最後に

『街灯りとしての本屋』の発売日が7月末だったため夏休み真っ最中の送付になりましたが、新学期に多くの生徒さんに手に取ってもらえるといいなと思います。

新品の本であれば、そんなに拒否されることはなさそうだと感じたので、気軽に学校に連絡を取ってみてはいかがでしょうか。

本屋に2冊分払って学校名伝えると寄贈してくれるとか、版元が学校図書館寄贈枠を用意して7掛けで図書館に寄贈できるとか、版元が10冊以上用意すれば学校図書館協議会の会員にお知らせできるとか、そういう仕組みを作って簡単に寄贈できるようになればいいなあと思いました。

学校図書館の担当者や学校図書館協議会の人に、本を寄贈するってどうですか?迷惑じゃないですか?気をつけてほしいこととかありますか?とかきいてみたいですね。

贔屓の本屋で2冊買って寄贈するのは本屋応援になるしいいんじゃないかなー(自画自賛)

参考


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