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目的のない行動ほど脆いことはない

こんにちは、ゲームデザインナーのとものすけです。
今回は挫折とそこからの教訓を書いていこうと思います。

ただ挫折とその教訓を書くといったものの僕の人生で挫折した経験がぱっと思いつかなかったです。
これは何もかもうまくやってきたという訳ではなく、挫折と感じるほど熱中したことがほとんどなく
無難な選択肢を選んで無難な道を歩んできたから挫折してこなかったのかなと思いました。

そこでまずは「挫折」という言葉の意味を調べました。
ざっくりと調べた結果、意味としては
意気込んで行なっている仕事や計画などが途中でだめになること。また特に、そのために仕事をする気力を失うこと。」とのことでした。
これを自分なりに解釈すると「熱中していたけど諦めてしまったこと」かなと思いました。
その解釈で考えた時にやっと一つ途中で諦めてしまったことを思い出しました。

〇諦めて得たもの

先に結論から話すと僕が熱中していたけど途中で諦めてしまったことは高校時代の部活です。
そしてそこから得た教訓は目的がなくただ行動するだけでは意味が無く続かないという事です。

僕は高校時代、バスケ部で入学してすぐバスケ部に入り二年生の秋にバスケ部をやめました。
どうしてその経緯に至ったのか、となぜそこから学んだのか
そしてその経験から現在感じていることを書いていこうと思います。

〇練習よりも長く感じた時間

僕がバスケ部に入った時は三年生が7,8人で二年生が2人、一年生が僕含めて10人でした。
三年生の5月の大会で引退だったので実質、先輩2人と他一年生でずっと練習をしてきました。

僕自身、中学からバスケ部で一応経験者ではあったのですが
自分でもあまり上手くないのは自覚していて、言われた練習についていくのがやっとでした。
ただ、このバスケ部で一番印象に残っていることは顧問の先生にひたすら怒られていた記憶です。
練習の指導に熱が入って練習で𠮟られたならまだ理解はできます。
しかし練習以外の所で何度も何度も部員全員呼び出されては説教の連続でした。

どんな時に怒られていたかというと
一年生は着替える時に体育の授業でも使用する更衣室を使用するのですが、
入部して数か月経った頃にその更衣室に一年生の数人が私物を置いているのが見つかり
個別に注意すれば良い所をなぜか先輩含めて全員が集められて説教され数週間謹慎を受けました。

他にも学校行事でオリエンテーリング大会があるのですが
そのオリエンテーリングが終わって疲れてへとへとな状態で
視聴覚室に集められてまた説教と反省分を全員書かされました。
この時はなぜ呼び出されたのかもわかっていないです。

他にも似たような事が毎月か2ケ月に1回の頻度であり誰かがミスをするとその都度連帯責任で全員を集められては説教されていました。

〇一度のミス

僕はバスケは好きだったので練習は楽しかったです。
なので毎回練習以外で収集がかけられるのにも耐えて練習は頑張ってきたのですが
とうとう僕自身もミスをしてしまいました。
それが二年生の秋で体育祭前日のことでした。
授業後に部活毎に割り振られた場所(グラウンドなど)の準備をしなければいけないのですが
僕は時間を間違えて準備が終わった頃に行ってしまいました。
時間を間違えてしまった事を謝りに行ったのですがいつも通りの説教でした。
この時に思ったのが入学してから約一年半、生活態度も悪くなく練習もまじめに取り組んできたのに
一度のミスでここまで言われるのかと失望しました。

当時の僕はバスケや身体を動かすのが好きでなんとなくバスケが上手くなりたいと思っていただけで
大会で優勝したいとか有名プレイヤーのようになりたいなどの明確な目標はありませんでした
明確な目標が無かったのでバスケがしたい事よりも
しょうもないことで呼び出されている時間が無駄だと感じていました。
この時を境に部活へは行かなくなりました。

〇部活を辞めてからの学生生活

部活をやめてからは授業終わり自由な時間があるのでバイトを始めました。
バイトを始めた理由はお小遣いが欲しかったのと自分の携帯代くらいは自分で払いたいと思ったので始めました。
バイトの経験は結果的にはやってよかったです。

居酒屋でのバイトだったのですが店長が気さくな人で親しみやすく
学校では学ぶことができない沢山の事を教えてもらいました。
キッチンとホールの両方とも経験させてもらったので
包丁の扱い方など料理の基礎的なことからについて教えてもらったり
接客のやり方、笑顔の作り方など人と関わるのに必要な事までいろいろ教えてもらいました。
さらには学校の友達や先生以外のコミュニティを持つことができました。

バイトでもたまにはミスをして叱られることはありましたが
ちゃんと理由があって叱られているのがわかっているので反省することができました。
初めてのバイトでしたが二年生の秋に部活を辞めた直後から高校卒業するまで続けることができたのは
バイト先の店長や同じバイト仲間の人達がいたからだと思います。

〇大人になって思うこと

社会人になって高校時代を振り返ってみて思うことは二つあります。
まず一つ目は目的を理解する重要性を感じました。
今だからわかるのですが部活をする時になんの為に部活に参加しているのかを
しっかりと考えることができていたら最後まで続けられていたと思います。
バスケが好きなのであれば好きなバスケができるように上手くなろうと考えますし
上手くなりたいならやっている練習の意味を考えて取り組むだけでも効率が変わってきます。
それらをしっかりと考えて意識していたら顧問から何を言われようが続けることができていたと思いますし
最後までやり切る事でけじめをつけ、あとで後悔することが無くなります。

二つ目はどこへ行っても苦労はするから学べることを学ぶということです。
嫌な事から逃げて部活を辞め、バイトを始めましたがバイト先でも沢山の苦労がありました。
慣れない事が多く週末の忙しい時のオーダーミスで叱られる事は何度もありましたし
土日は予定時間より早く来るように電話がかかってくる事も多く一時期は携帯の着信音を聞くのが怖かったです。
それでもバイト先の人達の人柄が良くその人達の為にも覚えることはちゃんと覚えて仕事ができるようにと頑張ることができました。
この時に学んだ事が社会人になった今でも役に立っていることが多く
一人暮らしでの自炊や職場の人との関わり方に役立っています。

最後になりますが嫌な事から逃げるのは簡単ですが逃げた先にも嫌な事や苦労は必ずあります。
その嫌な事と向き合っていくことによって自分自身の成長に繋がるのだと
当時の経験を振り返ってみて学ぶことができました。

なのでこれからも嫌な事は出てくると思いますが向き合ってさらに自分自身を磨いていこうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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