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=F=100均からHERMESまで

Fについて。

私の中でfashionというものがどんなものなのか書いてみようかな。

私はこだわるも、こだわらないもどちらでもいいと本気で思っていて、人によって価値観は違うので、こだわるもこだわらないも人格の一部だ。と思っています。

つまりこだわって楽しかったらこだわったらいいし、別のところに楽しみがあるなら服着て外出てたらそれでいいよねって。

私は、父がアパレルメーカーにおり、母は文化服装学院の出身なので確かに着道楽な家族でした。

週末は、新宿伊勢丹か二子玉川の高島屋に行き、ランチをしたらお店を見て回り、夕飯をどこかで食べて帰る。というのが週末お出かけのお決まりコース。

初めて私がブラジャーを買ってもらうことになった時、伊勢丹のKIDBULEに母に連れて行かれ、スワッチ(商品の在庫や、これから入荷予定のものなどが記してあるもの)を見せてもらって好きな柄は予約をしておきなさい。「下着はお気に入りに出会うのが難しいから。」と言われ、ブラジャーに対してショーツは2枚。ショーツの方が傷むのが早いから。と教わりました。

大人になってからそれがあんまり普通ではなかったのかな?と感じていて、友人に話したらとてもびっくりされた記憶があります。

ある仕事をしていた時に、なんだか下着のラインが不思議な女性が多いことに気づいたのですが、皆試着をしないで買っているという事実が多いことに気がつきました!サイズ測ってもらわずにこんな感じかな?で買ってると。。。

下着をきちんと選ばないと、脇の方に痩せていても肉が付いている方を見かけますが、下着をきちんと選んでいないことが原因なのでは?と思います。

話を戻して、、、

そうした経験から、10代の頃からこれからどういうものが入ってくるんですか?と聞いてスワッチを見せてもらってデパートやセレクトショップをくまなく見て回っていました。

ただ、私がファッションが好きなのはこういう環境だったからだね!と片付けられないのが、洋服に私ほどのこだわりはない姉と弟がいるのです。

幼稚園に行く時にお気に入りのコーディネートが乾いていなかったりすると、「じゃあ幼稚園行けないね。」と本気でいう私。。。

母曰く、「本当に面倒くさかった!」と。

姉は、そんな面倒くさいことを言って怒られている私を見ていたので、娘が全身ピンクのコーディネートをしていても、気に入らない服をわざと後前反対に着る抵抗を見せても、本人がそうしたいなら。と放っておけると話していました。

私の小さい頃のコーディネートは、スモーキーピンクのコムサデモード(時代!)の半袖スウェット(着ごごちの良さが今でも記憶に質感としてある)に母が作ってくれた、赤い花柄のリバティ生地の2段スカートという、ブリットしたコーディネートがお気に入りで、自転車の後ろに乗っていた私に、「なんでそれ合わせるかなー」と言っている、母の背中を覚えています。

私は、ファッションが大好きなのですが日本のファッション業界が好きじゃない(他の国のファッション業界を知らないからあえてこう書きます)

最近も海外旅行に行った時か、ネットで買い物をしてしまうのですが、お店で買い物をする経験をどうにか残していけないものかと考えています。

子供の時のお気に入りの服の肌触りが記憶として残るように、お買い物をする空気も残したい。




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