何気ないやりとりから生まれる大きな安心|保健室で大事にしてること
短いようで長い一週間が
ようやく終わりました😮💨
高校の保健室で働くわたしですが、
新学期・新年度がはじまってから
2週間が経ちました。
「もうそんなに経ったの?!」
とわたしも生徒も周りの職員も
みんなそう思うくらい
あっという間に過ぎ去った2週間。
環境にも人にも慣れてきて
子どもたちの表情から
ぎこちなさがなくなり、
嬉しそうな顔を見て嬉しくなるし、
柔らかな空気を纏っているのを感じて
こちらもほっこり安心します☺️
お互いのことがわかって
緊張が少しずつ和らいでいるのを
生徒を見ても
自分の心を見ても
感じています。
先週までは
「この人は一体誰なの?どんなやつなの?」
という疑いの目や
「なんでこの人話しかけてくるんや?」
という怪訝な目や
「このよくわからんけど笑ってるな…」
という不思議そうな目を向けられまくって
若干心が折れそうでしたが(笑)
先日、わたしと同じく
養護教諭として働いていらっしゃる如月さんが
「心理的安全性」について
noteを書いておられましたが、
この2週間でまさに
生徒にとっても
教員にとっても
心理的安全性が少しずつ
でも確実に築かれているのがわかりました。
このような日々の中の小さなアクションが
毎日積み重なることで
大きな安心感を生むんだなぁ〜と
身をもって体験中です^^✨
わたしのモットーは
どんな理由であれ
保健室に来てくれる生徒には
用事以外の他愛のない一言を投げかけたり
伝えたりすること。
たとえば
「部活は何部に入ったのー?」
「一週間疲れたよねー」
「どのあたりに住んでるのー?」
「クラスで話せそうな子はできた?」
「その風貌…あなたもしやサッカー部?」
「今日の髪型ちょっとエレガントじゃない?」
「担任の先生はどんな感じ?」
「雨降ってるから帰り気をつけてね!」
などなど。
というのも
相手の反応から
事務的なやりとりでは感じられない
性格や特徴などを知れたり、
その奥に隠されている価値観を感じ取れたりなど
その子との特別な交流が生まれるから。
何気ない質問から
深い話ができたり、
ちょっとした経緯ができたり、
むしろこっちが教えてもらえたり…
他愛のない話で
相手も自分も心が穏やかになって
別れる時には
少しだけ親密になってさよならできる。
そして
またその子と出会った時には
「この前ああやって言ってたあの子だ!」
「○○部でがんばってる子だな」
なんて思い出して、
緊張やぎこちなさではなく
親しみをこめた笑顔で迎えられる。
そんなやりとりが
たまらなく楽しく嬉しいなぁと思うのです。
生徒たちのため、というより
自分のためなのかもしれません。(笑)
矢間田 大さんが
最近こんなnoteを書いておられて、
タイトルから心をもっていかれたのですが、
本当にそのとおりだなぁと。
学校というのは
否応なしに集団生活を余儀なくされますが、
集団だからこそ感じられる
エネルギーが確かにあるなーと
ひしひし感じた2週間でした。
集団であっても
関わる時は一対一の関係で、
一人一人との何気ないやりとりが
大きな安心感へつながっていくから、
"一回の出会いを大事に"
"一度の対話を大事に"
過ごしていこうと思います。
そんなささいな一つ一つを大事にしていくことが
自分の心を温め
子どもたちの支えになることを信じて。
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