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1日いちアート 18(じゅうはち) ~死神~





なんてタイトルなんだ、、、
と思いながら
なんだか気になって見始めた
落語『死神』

落語をきちんと最初から最後まで見た(聞いた?)のは人生で初めて。

落語って一言一句、
みんなが同じものを伝えるものだと思っていたら違うのね。
噺家さんによって話やオチ方が違ったり、
マクラと言われる最初のお話と繋げてあって伏線回収があったり。

一つだけ見てnoteを書こうと思っていたら、
最初に見た志らくさんの「死神」で
アドリブがたくさん入っていて
噺家さんごとに違うことに気づいてしまい
これはもう一つ見て違いを知りたいな、と
次にどうですかと出てきた談志さんの「死神」も続け様に見てしまった。

一つのお噺で30分以上あるんだけれど
あっという間の30分でした。
 
1人の人が
舞台装置も衣装も何もなしに
身一つで物語を伝えるって
めちゃめちゃすごいな。
(語彙力...)

音楽もなくて
ただただ1人で話し続けるの。

1人で演じてはるのに
いつの間にか画面上に2人以上の人がいるような錯覚。

年齢も性別も超えて
衣装も髪型もメイクもしていない
1人の人から数人の違う人が見えてくるって。。。


すごくざっくりした考えかもしれないけれど
いろんな生き方があるんだなあ、と
なんだか改めて思わされた。

知らない世界を知るたびに
自分の知っていると思っていたちっぽけな世界の
ちっぽけさを思い知らされる。


世の中には本当にたくさんの仕事/生き方があって、
その仕事の世界のルールに沿ってみんな生きていて
その世界でしか見えないものを見て
その世界の中の歴史と伝統を敬いながら
自分という生き方とともに少しの変化を加えて
それを外の世界と繋げていく。



自分が無理だと思っていることは
本当に自分が見えている範囲の世界の話でしかなくて。
まだまだ見えている世界が狭すぎるなあと。



劇場に足を運べるようになったら
直接見に行きたいものがまた増えてしまった。

落語、
おすすめの噺家さんやお噺がある方は
ぜひおすすめ聞かせてくださいな。

•立川志らくさん 「死神」


•立川談志さん 「死神」



#いちにちいちアート

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