自分を変える、お金との向き合い方
主宰している作文教室の売り上げの一部を、あしなが育英会に寄付させていただいた。
あしなが育英会さん↓
こちらは、不定期で開催している私の小さな作文教室↓
私は、中学生のころから(いやもっと小さい頃から)、お金には苦手意識が強く、それ以降「お金が全てじゃないわ!」というドラマを生き続けてきた。
自分がお金を受け取ることも、お金を生み出すことも、どことなく"人ごと〜"みたいな感覚で、
こりゃいかん、と思ったときにはもうこんなお年頃になってしまっていて、今更だけどちょっと恥ずかしい。
一方で、配偶者となった中国人の夫は、お金を軸にグイグイ生きている人で、お金を得るためには手段もあまり問わずビジネスをしている(中国的文脈において)。
信じてきたものが違いすぎるため、この人とはやっていけないかもしれない…、を何度も感じてきたけれど、
そんなこと書き始めたら絵巻物100本分くらいになりそうなので別の機会に譲るとして、
お金とはエネルギーなのだなと、やっと少し、実感できた今日のことを記録しておく。
寄付することがいい、のではない。
寄付をする先には、困っているひとたちがいて、援助が必要な人たちがいる。
でも、コロナ禍、とにかく応援されたい人たちは今この瞬間もたくさんいて、たぶん私もそこに含まれてもいいくらい、
境界線はあいまいで、みんなが助けられたいし、助けたいと思っていると思う。
あちこちにクラファンが立ち上がり、どれもこれも「お金があれば、あそこも、ここも、みんなに送金したい」と思ってしまうのは、私の幼少期の歪んだ経済観念も影響しているけれど、
そんなことして助かるのは私のエゴだけで、たぶん、お互いの喜びがスパークするのは一瞬。そのあと弾けて終わるんだろうと思う。
なぜなら、お金が移動するだけでは、わたしにも相手にも何も残らないからだ。
どんな意識で循環させるかがめちゃ大事
今回、自分の売り上げを寄付に回してみようと思ったのは、
お金の価値観をアップデートしたかったから、というのが大きい。まあそれだけではないのだけれど、お金のことを考えないようにしてきた自分を変えたかったんだと思う。
なんせ、寄付をするためには、まず、お金を生み出す必要がある。
そのためには、自分のサービスを売らねばならないし、コネ頼みではなく、営業も発信も地道にやらなくてはならない。
そして、そのようにして生み出したお金の中から、自分のエネルギーにあった量を自分で決め、自分が本当に応援したいところを選び、送ろうと思った。
結局、そんな大きな額にはならなかった。
けれど、この意識でお金を回してみたところ、
本当に清らかなエネルギーが、かえって自分のところに流れ込んでくるのを感じた。
自分の意識(エネルギー)を変える、強烈なインパクトがあった。
そして少しだけ、お金と仲良くなれた気がしたのだ。
行動としては:
・それなりの寄付をするのであれば、それなりの売り上げが必要だ。そのため、遠慮がちだった営業、発信にも少し手間かけながらやってみた。
・安ければ人がやってくるというのは本当の意味では嘘で、誰かに応えるのでははなく、自分の価値は自分で決めようと思い、価格を見直した。
そして、そのうえで集まったお金を巡らせてみると、もうわかっているつもりで、単につもりだったことが本当によくわかった。
お金を巡らせる(使う)ときには、シンプルに以下がとにかく大事だったのだ:
・自己犠牲で応援して、自分を傷つけないことの大切さ。
・額の大小ではなく、「自分が決めた額」に意義がある。
・義理ではなく、ほんとうに応援・支援したい先に贈る(送る、のではなく)。
どこかの自己啓発本で絶対読んだことのある内容だけど、
これを徹底してみただけで、心は満たされ、幸せな気持ちであふれた。
お金は、やっぱり、巡るものだった。
握りしめていてもしょうがないし、かといってあればあるほどできることも変わる。
私のところに来たお金を、どこに、どんなエネルギーで巡らせるか。
「お金に使われるのではなくて、お金に働いてもらう」ことで、自分が豊かになれるというのは、たぶん本当。
私のところのお金は増えてはいないけど、お金を生み出せるという自信が得られたら、
お金がある、ないで、自分を過剰評価することもない。
お金をもっと増やしたい。そして、助けられる機会、人を増やしたい。
寄付をして、私の中に生まれた新しい目標。
私の提供する価値を信じ、投資してくれたうえ、こんな学びをくれた子どもたちには、感謝しかないです。
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