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ザクロの木のおはなし

今年は大きなザクロがひとつだけ
なったとか!
母が撮って教えてくれました。

今日はこのザクロの木のお話。

このザクロの木は私が誕生した日に

記念に母側の曽祖父が
母の実家にある
大きなザクロの木の枝を
挿木したものなんです。

なので、実家では
「ともみのザクロの木」といいます♡

この木は
少しずつ少しずつ
成長しましたが、

確か10歳の頃、
大きな台風が来て

真ん中の幹がポキッと
折れてしまいました。

私はとてもショックでした。
大きく立派になるのを楽しみに
夢見ていたので。

でも、父も母も祖父も祖母も
みんな揃って平気そうな顔で
「枝が3本出てるから大丈夫」
と言いました。

そういうものなのかな?
ほっとして元気を取り戻したのを
覚えています。

今、改めて思います。
この時、家族は
ほんとはどう思ったのかしら?

私のことを案じて
平気そうにしたのかもしれない。

なんだか
そんな気がしてなりません。

ザクロの木の花言葉は
「互いを思う」です。

この言葉を見て、あの日をふと思い出し、
私への優しさを感じて
胸が熱くなりました。

幹が折れてはや40年以上。
今でもザクロの3本の枝は
幹のように頼りがいがあって元気です。

母が写した写真を見ながら
ザクロの味を想像して、
木のこと、
実家の家族のこと、
色々思いながら感謝したいと思います。

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