見出し画像

iPadやPCはいつから子どもに渡す?

小学校に上がるとか学年が上がるというタイミングだからか?
・タブレットって子どもにもたせてる?
・どれくらい使ってるの?
・パソコンは?
と結構聞かれるので、自分のためにもまとめておこうと思います。

タブレットは1人1台、高学年になったらPC

我が家は年長からiPadをWi-Fiモデル1人1台 用意しています。

長男がまだ保育園の時?豪快に落として液晶にヒビを入れてから、ケースはこの一択。
Amazonなどで1000円台で購入可能で、落としても問題なし。
スタンド付きだし、取っ手があるから持ち歩きも楽。

ICT機器としてiPadを導入している学校はこのケースを使ってる学校もあります。

また、子ども達の通う学校は3年生で1人1台タブレットが配られるので、古いiMacを3年生からは自分専用PCとして渡してます。

画像1

16歳になるまでは利用に制限

大人も同じだなーと思うのだけど、時間があると手に取ってしまう(これは情報消費であり知的生産ではない)ため、中学生卒業まではある程度の制限が必要だなと思っていて、iOS12以上に入っている「スクリーンタイム」を使っています。

スクリーンタイムは
・iPhone、iPad、iPod touch などで、どれにどのくらいの時間を費やしているのかリアルタイムでまとめたレポートを確認できる
・アプリのジャンルごとに、また全体としての利用可能時間の制限を設けられる
というメリットがあります。

ちなみに「中学生卒業まではある程度の制限が必要」と考えたのはシュタイナー学校協会の「IT化社会と教育」の以下の部分を読んで16歳からは本人たちに全て任せようと思ったから。

学習の始まりの時期には、それぞれの文化に根ざした「アナログな」能力を培うことが、第一義となる。およそ12歳の頃に前頭葉が成熟し、それが衝動の制御と判断力の基盤となる。デジタル機器を扱うことは、この年齢以降、教育的に有効である。健康な青少年が自立して思考し行動できるのは、16歳の頃からである。この理由から、このアルコールやニコチンの購買と摂取に厳しい年齢制限が設けられているのであり、運転免許も、16歳から18歳を最年少として取得可能となる。

休止時間の設定

子どもは平日は21:30までに寝ます。
ブルーライトは寝る1時間前から浴びないようにするため、夜20:00〜朝6:30までは使えないようにしてます。
設定画面はこんな感じ。

画像2

APP使用時間の制限

Mincraftで何か創作したり、プログラミングなどのモノ作りするときはPCでやるので、アプリ分野ごとの設定はこんな感じ。
調べ物などで利用時間を延長する場合はリクエストが来るようになってます。

画像3

通信/通話の制限

電話、FaceTime、メッセージ、iCloud の連絡先でやりとりできる相手を管理できます。
iMacとiPadなので電話がかかってくることはないので、icloud連絡帳にある人のみからFaceTimeは着信するにしています。

常に許可

休止時間帯でも、「すべての App およびカテゴリ」に制限を設けている場合でも、使えるようにしておきたい App を設定するメニューです。

電話、メッセージ、FaceTime、マップは初期設定で「常に許可」に設定されていますが、その他、
BBC  News楽天マガジンなどの情報収集系
・Pages、Numbers、Keynoteなどのオフィスソフト系
・Skype, Zoomなどのオンライン会議系(オンラインコミュニティに参加するため)
は常に利用できるようにしています。

コンテンツとプライバシーの制限

デバイスに表示するアプリ、使わせたいコンテンツを決めておけます。
本当は年齢相応にしたいのですが、年齢相応の設定にしてしまうと日常生活に困ることがあります。
例えば
・「skype」は12才以上(我が家の場合 skypeは英会話レッスンで必須)
・「note」は17歳以上(日記を書くのに使ってる)
・「楽天マガジン」も17歳以上(大好きな車やミニ四駆の雑誌を読む)
となっているので、子どもに大人気なアプリは結構12才以上になってることが多いのです。
そのため、長男11歳の設定はこんな感じ。

ただ、
・app購入はできない
・インストールの際に毎回保護者の許可が必要
等の設定をしています。

日本のICT利用レベルは世界最低クラス

日本は「生徒の学習到達度調査(PISA)」の2018で授業でICT活用しない国ナンバーワン。(詳しくはここ

そして同じく PISAの自宅でのICT利用調査データによると、
・情報消費に関わる機器設備(ゲーム機、携帯音楽プレーヤー、ネット接続ありの携帯電話、インターネット接続)は多め
・知的生産に関わるPC、ノートPC、タブレット等は他国に比べてきわめて低い
要するに「自宅では、知的生産の用途でほとんど使われていない。(詳しくはここ

だから自宅で「ICTを使って知的生産している姿を子どもに見せる」のも結構大事だと私は思ってます。

また、GIGAスクールという「小・中学生が学校で一人一台のICT機器を使えるようにする!」というプロジェクトが始まっていますが、残念ながら全ての自治体で同時整備されることは難しいと思われるため、家庭では学び始めた方がいいだろうなーとも思ってます。

そんな状況を考えながら家庭でいつどのように使うようにしていくのか決めていくのも良いかもしれません。

ここまで我が家での状況を書きましたが、子ども本人とも相談しながら、そして世界の様子も確認しながら、家庭内ルール、ポリシーを決めて上手に活用していきましょう!

サポートありがとうございます。サポートいただきましたものは次世代プログラムを作るための設計費用として使わせていただきます。