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家庭学習記録をつけると「学習」の定義に気づく

ライフキャリア共育デザイナーの赤井友美です。

4/10にこんなニュースが流れましたね。
コロナウイルス騒動で見ていなかった!という方もいらっしゃるんではないでしょうか。

「家庭学習も評価対象に」 休校中の学習指導で文科省通知
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う臨時休校の長期化を踏まえ、文部科学省は10日、登校できない児童生徒の家庭学習について、授業と同じく学習評価に反映できるとした通知を都道府県教育委員会などに出した。
 通知では家庭学習の例として、学校のプリントをはじめ、テレビ放送やパソコン、タブレット端末などの活用を挙げた。リポートの作成や登校日の小テストなどで、教師が学んだ状況や成果を確認できれば、評価への反映を認める。
 学んだことが学校の指導計画に沿っているなどの場合、内容が定着し再指導不要と校長が判断すれば、学校再開後に授業で扱わないとも明記した。
 文科省の担当者は「評価に反映させることで、家庭での勉強の意欲につなげたい」と話している。
詳細は文科省サイトのこちらのPDF資料

要するに「家庭学習で身についていたら、学校再開後に授業で扱わなくてもいいよ」ということ。

通常、日本の学校は「大人数に向けての一斉授業」をメインとしてきて、全員がある程度理解しているかは小テストなどを実施して確認し、それなりにできていたらOKとして進行していく。(ただ、都心部の実情は受験塾や公文など学習塾に行っている子も多く、「学校で身につけているわけではない・・」というオチも実はあり)

これが、学校については変わらず課題を出し続ける学校と長期化を見据えてオンラインへの移行をし始めた学校で差が出始め・・・

文科省が出している資料の通り
・教科書
・学校が作ったプリント
 ・テレビ放送
・ICT教材や動画
 ・テレビ会議システム
を含めて、様々なものを組み合わせていくと学習自体は十分家でできる。

じゃあ、「家庭学習を評価」と文科省も言ってるし、どれだけ学習してるのか可視化しよう!ということで、後々、学校にも提出しやすいよう「家庭学習記録表」なるものを作りました。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1oqz6BKwd99yPuAnwbwd-OSVeFXctn86-imlxtQYXz-4/edit?usp=sharing

もし良ければコピーして、自由に使ってください。

※子ども大人関係なく、家族の一員だからこそ、家事はみんなでやっていくものと常々話しているため、「お手伝い」ではなく「家事」としているのは私のこだわりです。

この表を我が家では低学年は印刷して自分で記入(もっと書きやすいようにスペースを広げてます)、高学年は自分のPCやiPadから自分で記入させてます。

そして、この表にどんなものが入るのか、実際書き出してみると面白い!
何かというと「各家庭の学習の定義」が現れるのです。

我が家の「運動」にはswitchのリングフィットアドベンチャーが入ってたり、「アート」にはマインクラフトの城造りも入っていたり、ホームページ作りも家庭学習に入れていて、いわゆるテキストやプリントに向かうことだけではありませんが、これも各家庭の「学習」の定義によって大きく差が出ることと思います。

そして、この表をみた先生方がどう評価するかも「先生の思う『学習の定義』」で大きく違うでしょう。

各家庭の学習記録を見せ合いするだけでも
・「学び」「学習」ってなんだ?
と考えるきっかけになりますし、
・学校でやること、家庭でできることってなんだ?
と多くの人が意識し、考えていくことができるのではないかと思うのです。

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