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松の剪定の引き継ぎ。おじさんから、直々に剪定方法を学ぶ。

松の剪定の前任者のおじさん。

もう、80過ぎて、一昨年、「もう、今年で最後だからね、姐さん(母のこと)」。

おじさんといえども、訳ありおじさん。祖母が産んだ子供なんだけど、10ヶ月の時、子供のない親類先に養子に出されたという。同じ町内の近所。

親父の兄弟の一人でもある。四人の3番目にあたる。だから、母のことを、「姐さん」。

昨年は、2番目の伯父貴が亡くなり、「おれ、たった一人になってしもうた・・」
と、力を落とし寂しそうだった。「松の剪定は、足が痛くなったから・・」で、葬儀に出た姉経由で、できないと、ご伝達。

若かりし頃、と言っても、私が高校生ぐらいの時だか、行方をくらまし、祖母、親父兄弟一丸となって、探し回ったという騒ぎ。

車の免許も、持っていたが、無免許運転か、なんだか知らないけど、免停されてしまった。事情は知らない。


そんなおり、せっせと、草取りのための実家通いの私。ライトグリーンのヤッケに身を固めてやってくるので、様子で私だってことを、観察されていたようだ。

松の剪定を任されたはいいが、暗中模索状態。母からは、母なりの指導。自分も、動画、テキストと併用して勉強はしているが、不明なところがあり。


先日、冷たい風が吹く中、草取りをしていた私に、勇気を持って、声をかけてくれたおじさん。

目線が高いので、その場の言葉による指導だと、「ここだったけ?あそこだっけ?」と、すぐ忘れる。本当は、カラーテープを持って巻きつけて、印をつけるべきだった。通りがかりで、急だったから仕方がない。おじさん、お寺帰りだった。卒塔婆を持って。

松葉むしりが、半端でなく、思いっきり、バリバリと。それは、古松葉とわかっているから。

「本当は、素手で、むしるけどな・・ササクレができるぞ・・」

「寒い日にやるのは、いいことだぞ、松脂が出ないから・・」(あったかくなってからだと、蜂、虫攻撃にあう)

次は、違う松で。

「ハサミは?」

「はい、はい、はい・・」(用意する)

「研いでないなあ・・」

手ほどきである。わからなかったのは、松の芽がない枝はどうするか、という問題であった。それを、おじさんは、「バスん」と切っていく。

「枝の流れに沿っていけばいい・・」

「何年も続ければ、コツはわかってくる」

「とにかく続けること」

(女は、雑用があって、松だけに集中できない。帰る間際に少し触る程度と)

「少しずつ、少しずつ、手をかけてやればいい・・」

「一つの松の木ができたら、次の松の木もやってみようと、思う・・」

「足場も、・・・」(背の高い松の木)

そうそう、さすが、ハサミ使いは、動画で見たプロの庭師の手捌きと似ていたこと。切っては、少しハサミを倒すような、そして、次の枝へと。この動きの流れを見ただけで、「おお〜、プロだ!!」と、感激してしまった。


おじさん、足場の作り方、いつか教えてくださいね。お願いします。

これが、最後に絶対教えてもらいたいことなんです。

(足場づくりは、無理かもしれません。脚立が重過ぎて。3点脚立だけ、マスターできればいいと思ってます。家のサッシガラスを壊しそうで。)


お元気で、いらしてくださいまし。



番外編

お天気がいい日が続いた日に、続けて通うことのコツ。(あくまで、自分流です。)

頭が坊主だから、手入れなし。その代わり、バフをかぶって。次の日の出かけるスタイルで、そのままブランケットに潜って寝る。もちろん、朝飯抜き。

面倒な、お風呂、シャワーもやめて、洗濯もやめて、とにかく、着の身着のまま。そのまま、最低限のハンドタオル、靴下は替えて、それ以外は、そのまま。汗をかいて、冷えるなというときは、インナーの着替えをするだけ。


だから、普通のお勤めはできない。まず、坊主頭で、はねられ。化粧なしで、はねられ、服装で、はねられ・・。と、こういう事情です。

お勤めの人の、朝シャン、お化粧で、ヘアスタイルで、ばちっと決まっている、女性、妊婦さん、本当に尊敬しながら、通ってます。

実家だから、許される範疇ですね。



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