#045 電気図面の話
程よい距離感で自営する
電気工事士の野中夫の仕事を手伝い始めて
1年以上が経つ。
仕入れを丸投げしようとしてきたり、
申請を丸投げしようとしてきたり、と
無茶振りの野中夫だったが、
最近は
野中妻の利用法に習熟してきたようで、
まずまずお互いストレスを感じず共存できるようになってきた。
↑ ちょっと野中妻のコントロールが上手くなってきた野中夫の話
個人事業主を30年以上やってきた野中夫が
人に命令されるの嫌い気質が根強く存在していることを
お節介気質で、仕切りたがりの野中妻もいよいよ悟った。
個人事業主の夫と、
共に生きていく自営妻の間には
程よい距離感が欠かせない。
できるようになったこと
野中妻になって、
電気工事士の仕事を日々観察。
少しずつ慣れてきたこともある。
はじめはちんぷんかんぷんだった
電気材料名も、名前そのものには慣れてきた。
部品によっては、組み立てを手伝ったり、
ラベルを貼ったりもしている。
野中と二人で、内職のようにやっている
電線のゴムはぎ作業。
(電線に使われている銅が高価なので
ゴムをはいで売りに行くというコツコツ計画)
このゴムはぎも、野中妻かなり上達してしまった・・・
↑ コツコツ集めいている銅線の証拠写真掲載
何度か触れているが、
見積書作成と請求書作成は
今では完全に野中妻の管理下。
そして、
地味にできるようになってきたのが
電気図面の読図。
↑ 新築イメージ図。電気図面は電気記号と配線が書いてある
読図という言葉が正しいのかは、不明。
ただ、電気の凡例が多く、
やっていることは地図の読図のようなイメージなので、読図と言ってみる。
最近は、野中夫が
電気図面に書き込んだ回路の数を見て、
分電盤のラベルはりもやってみた(やらされた)。
↑ 分電盤のあれこれ話はこちら
回路まで読図はできないけど、
とりあえず野中夫が回路数まで書き込んでくれるので
分電盤と回路数の関係がおぼろげながら見えてきた。
承認図というものもある。
「承認図ください」
野中夫が工務店にお願いしたり、ショールームでもらったりしている
謎・書類
それが承認図。
聞いたことありますか?
(野中妻はなかった。)
「しょーにんず ください」
初めて聞いたときは、脳内での漢字変換もできなかった。
承認図(しょうにんず)は、建築用語の1つ。 特注製品を計画し作るにあたってその基礎となり、請負者・製作者から設計者・監理者に承認を要求する図面、および顧客側が承認した図面を指す。 言い換えると、製品を作る過程において、下請け側が製品の部品図を作成し、それを発注側が承認する場合の設計図のこと。
システムキッチンや洗面台、ユニットバスなどの
寸法や俯瞰図などが細かく書いてあるもの、
と野中妻は理解している。
この承認図も
施工依頼の際に毎回送付されるので
添付ファイルを全てプリントアウトしている野中妻は
だんだん見慣れてしまった。
野中夫と一緒に承認図を見て材料を確認することも増え、
なんだか承認図の読図もできるようになってきたかも?
否が応でも
新築の家の間取り図とか見るのは
すごい好きな野中妻。
だが、電気図面の方は正直興味なかった。
素敵なシステムキッチンとか、照明器具とかカーテンとか
そういうインテリアは、やはり見ていて楽しいが、
電気図面もまあまあ楽しいことに最近気がついてきた。
「ここにルンバの専用コンセント?」
「こことここでスイッチ操作できるようにしてあるの?」
「この部屋のダウンライトは調光かけるの?」
暮らしぶりが
電気図面からも
想像できるのだ。
「ああ、こういう照明計画にしたいんだなぁ」
などと、施主の気持ちが読み取れるような気がする。
と、まあ
電気図面や承認図にも慣れることができるようです。
電気工事士の妻になると。
(注:野中妻、図面は「なんちゃってで見てる」だけで、
正確な読み取りはもちろんできません。
施工に係る読図はやってないのでご安心ください。)
野中夫はCADは使えないのですが、手書き配線図かけます。昭和の人間だなぁ、とは思いますが丁寧に書くのでちょっとすごいです。
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