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左官と塗装と金箔職人

私は現在題名の3業種を扱う会社に所属しています。
コミカレを卒業後からなので、かれこれ12年になります。

きっかけは、コミカレの教授の紹介でした。
大学ではアートを専攻していましたが、
特にアーティストになりたいわけじゃなかった私は
仲の良かった女性教授の元へ相談しに行き、
「四大へ進むよりも仕事がしたい。」と訴えたところ、
彼女の親友が勤めている今の会社を紹介されました。

まだアメリカに来て2年と数ヶ月だった私は
会社に電話して(しかもアメリカの会社に!!!)、
面接を取り付けるということが一大事で、
英語だってまだまだ底辺のレベルだったので、
ど緊張で電話をしたことを今でも鮮明に覚えています。

なんとか(何度も聞き直し汗)、面接を取り付け
ポートフォリオと履歴書を持参して臨みました。
会社の社長と副社長とで面接をして
意外にもあっさりと採用されました。

「なーんだ、楽勝だったわ〜笑」
なんて思っていたのも束の間、
アメリカにはインターンという制度があり
うちの会社ですと3ヶ月の試験期間中に
使えるか使えないかふるいにかけられて、
本採用されない場合があるなんて知りませんでした。

入社した日、仕事内容に一目惚れし、
「この仕事はやばいくらい楽しい!やりたい!」
と興奮し、わざわざ副社長のデスクへ赴き、
採用してくれたお礼といかに素晴らしい仕事であるかを
拙い英語で熱弁しました。

しかし、その後実は試験採用期間中だと知り、驚愕し、
「3ヶ月後(もしくはそれより短く)、切られるかも」
という不安で毎日押しつぶされそうになっていました。
ある夜は「もうダメかもしれない」と号泣もしました。

でも、どうしても本採用してもらいたかったので
毎日それはそれは必死に仕事に取り組み続けました。
そして、3ヶ月どころか4ヶ月が経った頃
「おや、そういえばすでに4ヶ月では?」と疑問に。
その時同じ現場にいた大先輩に事情を話したところ
「すぐに会社に電話してー!絶対忘れてるから!」
ということで、その場で会社に電話。

電話口の副社長が「あれー!ごめんごめん笑」と、
本気で忘れてたらしい。なんという肩透かしー!
「もちろん採用なので明日の朝現場行く前に
会社寄って書類にサインしてねー🎵」
ということで無事にインターン期間4ヶ月にして
本採用となりました。

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