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更年期のおすすめアロマ

こんにちは。
アロマトローグ・自然療法士、クリストモミです。

今日はアロマテラピーのお話。
最近、私のまわりのお友達から
「更年期が近づいてきて、アロマのお世話になってます!」
というメッセージが立て続けに届きました。
アロマテラピーを学んでいない友人でも
精油を使っているんだなーと嬉しくなります。
きっと、これをお読みの方にも(男性の読者の方、ごめんなさい!)
使っている方、使ってみたい方いらっしゃるかなと思います。

もちろん、私は医師でも薬剤師でもありません。
なので、症状が重い人はきちんと医療機関で相談をしてください。
婦人科周りの症状は、ときに重症化するものもありますので
「ちょっといつもと変だな?」と思ったら
早めに診察うけてくださいね。

更年期っていうと、統計的には50歳前後が一番多いので
45歳くらいからなんとなーく
「そうなんじゃないか?」と思うような
体の不調が出てくるかもしれません。

顕著なのは、だんだんと月経の周期にバラつきが出てきて
月経の重さ・軽さ・長さ・短さも変化していきます。
これは、人によるので「こうなったら更年期始まってます!」
「もう閉経します!」とは
検査をしない限り断定できないと思います。
(少なくとも自然療法士には断定できない)

これはホルモンバランスが崩れるから当然のことで
それに伴い、イライラしやすい、クヨクヨ悩みがち
疲れやすい、あんまり楽しくない、やる気が出ないなどと
ココロに関係する症状も出やすくなってきます。

婦人科系精油といえば?

ところで、アロマテラピーを勉強している方、
ちらっと興味があって本を読んでみた方、
「婦人科系が得意な精油」は何だと思いますか?
なにか精油の名前が浮かびますでしょうか?

私が想像するに、今、8割の方が
「クラリセージ!」と答えたのではないでしょうか。

そうですね。本にもそうやって書いてありますよね。
スクールでもそうやって習うのかな。
確かに。クラリセージという精油、悪くありません。
独特の鼻の奥に残るようなマスカットみたいなお花の香りがしますね。

更年期じゃなくても、月経にまつわる症状に
クラリセージを植物オイルに薄めて
下腹部などをマッサージしている方、多いのではないでしょうか。

このクラリセージには「エストロゲン様作用」というのがあります。
たしかにエストロゲンって女性ホルモンですから
婦人科が得意な精油なのは間違いない。

クラリセージは本当に婦人科系の症状におすすめなの?

でも!ちょっと待ってください!
女性ホルモンってエストロゲンだけではありません。
プロゲステロンというホルモンと交互に分泌されて
私たち女性の月経サイクルが出来上がっているのでしたね。

クラリセージがエストロゲンのような働きをするのであれば
「自分にエストロゲンが足りない」ときには嬉しいですね。
喉が乾いているときに水をもらったら嬉しいのと一緒。
でも、1ℓの水をガブ飲みした後でもう1杯お水もらっても
嬉しくない。。。ですよね??

つまり、ご自身が困っている不調が
エストロゲンが足りなくて起きているのか
エストロゲンがありすぎて起きているのか
それ次第で「クラリセージ」が吉と出るか凶と出るか決まるのです。
どんな人にも万能な、婦人科の不調=クラリセージではないのです!

クラリセージを取らない方がいい人(禁忌)がいます。
子宮筋腫の方、子宮内膜症の方
ホルモン依存型がんの既往歴のある方。
ホルモン依存型がんというのは
子宮がん、子宮頸がん、乳がん、あと男性ですが前立腺がん
などがあげられます。

こういう方は、エストロゲン過多でこの症状が起きているので
「クラリセージはもういらない!!!」という状態なのです。

*ただし、上記の人が
「クラリセージ入りのオイルでマッサージしてしまった!!」
「香りを嗅いでしまった!!!」
と焦る必要はありませんよ。
心配しないでください。
1回くらいでは何にも影響はありません。
でも、長期や大量の摂取をしないでください、ということです。

では、こういった症状が出ていない人はどうしたらいいの???
ということですが
私だったら、いろんな質問事項に答えてもらって判断します。
もし最近婦人科検診していたら、データを見せてもらうこともあります。

ですが、誰でもできる、簡単なやり方があります!
それは「クラリセージの香りを嗅いでみる!」だけ。
「すっごいいい香り〜♪」とうっとりするのであれば
あなたにはクラリセージが必要です。
「ちょっとこれ、好きじゃない」と思うのであれば
必要ないと思っていいですね。

更年期にアロマを取り入れるには?

婦人科系の症状を精油(や自然療法)で改善させようとするなら
しっかりと自然療法やアロマテラピーの勉強をしてください。
医療・薬学の知識もある程度勉強できれば
医師の定期検診や相談を欠かさないことを条件に
自然療法でのアプローチもメリットがあります。

そうでなければ、自然療法やアロマテラピーの専門家に
健康相談をしてください。
ここでも、医師と二人三脚になります。

でも、冒頭の友人の例のように
「更年期が近いから、アロマ、使ってます」という方もいらっしゃる。
そういう方にアプローチして欲しいのは
イライラしやすい、クヨクヨ悩みがち
疲れやすい、あんまり楽しくない、やる気が出ないなどの
ココロに関係する症状です。

ホルモン量の調節は、専門家に任せても
不快なこころの症状は、精油で緩和することができると思います。

どの精油を、どんなふうに使うの?ということですが
「お好きな精油を嗅いでください!」
これが究極の答えです。
へ?なにそれ?とお思いのあなた、
いつも、ズバリの答えをしなくてすみません。

これを読んでくださっているnoteの読者さん一人一人を
私は把握することができません。
生活習慣や病歴やあらゆるバックボーンは
「人それぞれ」なので、「コレ!」というものは言えないのです。

でも、それぞれが持っている感覚は嘘をつかない。
香りを嗅いで、好き・嫌い、というのは
一見ただの嗜好かと思いますが
脳が必要か必要じゃないかということでもあるのです。
好き♡と思ったものは、脳も欲している。
こころは脳と直結していますから
脳が癒されれば、こころも穏やかになります。

アロマテラピーでは、メーカーによっては
200種類くらいの精油を販売しています。
200種類は似ているものもありますが、香りはそれぞれ違います。
お気に入りのものが見つかるはず。
お店のテスターで嗅いでみたりして
自分が必要な、癒される香りを発見してくださいね。

どうやって使ったらいい?

香りの嗅ぎ方ですが
手っ取り早くできるのが、コットン(ティッシュでも)に1滴垂らして
机や枕元に置いておくことです。

これなら、精油さえあれば、誰でもできますよね。
自分だけ嗅げるのもメリット大!

ディフューザーでもいいですが
香りの好み(必要とする精油)は人それぞれなので
自分しか部屋にいない場合はいいけれど
他の人がいる場合は、その人も「好き♡」かどうか聞いてくださいね。

ムエット(試香紙)や香りのスティックがあれば
それにつけて深呼吸してください。
でも、アロマの仕事をしていない人は
わざわざ買わなくていいですよ。

また希釈用アルコールやオイルを持っていればそれもよし。
1%から3%の濃度でも十分香りはします。
30mlの容器を使うなら、精油は10滴から30滴くらい。
あとは容器の上の方までアルコールか、植物オイルを入れましょう。
オイルには酸化防止剤とか入れて欲しいですが
なければ、冷暗所で保管して1ヶ月くらいで使い切りましょう。
アルコールなら、お部屋にシュッとスプレーしましょう。
オイルだったら、寝る前などにリラックスできるようマッサージしましょう。

香りの感じ方って、気分やホルモンバランスによって微妙に変わります。
「好き♡」と思うときに香りで癒されてくださいね。
「嫌い!」と思っているときに、無理に使う必要はありません。

それではからだもこころも癒されませんので。

更年期は病気ではありません。
女性なら誰もが通過するただの点です。
でも、ホルモンバランスがそれまでと変化するため
さまざまな症状が出てきます。
それまでの生活によって、出てくる症状は人それぞれ。
そして、それを辛いと感じるか、そうでもないと感じるかも
人によるのは、女性のみなさんは知っていると思います。
遺伝も関係するといいますので、是非お母さんに聞いてみてください。

不快な症状になす術がないわけではありません。
お薬でも、自然療法のレメディでも緩和できるものはあります。
専門家に相談しましょう。

そして、ココロの症状も顕著に出てきますが
是非それは精油の力を借りていただきたいと
私は思っています!
基本は「好きな香りを好きと思っている間嗅ぐだけ!」
医師に処方されたお薬とバッティングすることもありませんし
始めるのもやめるのも簡単です。
ちょっと気になった方、ぜひ試してみてくださいね。

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