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「で、何を食べればいいわけ?」

こんにちは。アロマトローグのクリストモミです。

これからは自分のからだは自分で守るべし

Covid-19の流行で「自分の健康は自分で守らなくちゃ」
と思い始めた人は多いと思います。
たしかに、フランスでは
Covid-19罹患者を優先する医療体制になっていて
手術が延期されている人、いっぱいいます。
「安心して病気になれない」世の中に
なってしまったんですね。

病院に完全お任せができないとしたら
せめて病気にならないように、日々過ごすしかない。
そこで注目されるのが「食べ物」です。
だって、誰もが毎日何かを食べるから。
健康をキープする食べ物、病気にならない食べ方がわかれば
すっごい助かりますよね!

これを食べれば大丈夫!は存在しません

結論を先に言いますが
「ところがどっこい、魔法の食べ物はない!」

スムージーがいいよ
酵素ジュースオススメ
玄米菜食が最強!
いやいや糖質制限が正しい
朝はバナナを食べよう
アサイーはビタミンの宝庫!
ヴィーガンが究極の食事

ああ、これまでいくつの「スター食材」「スター食べ方(?)」が
生まれては消えていったでしょうか?
私も、健康を仕事にしているので、かなりチェックします。
全部納得だし、全部違う
というのが私のスタンスです。

ただ、私が今オススメしている
「旬の食材をシンプルな味付けで、よく噛んで食べる」
「満遍なくどんな食材も、適量を食べる」

って、ピンときませんよね?
「何でもいいって、どこまでの範囲ですか?」
という疑問があると思います。
「バナナはおやつに入りますか?」と一緒ですよね(笑)。

わかりにくいから、それぞれの専門家が
ある程度のデータに基づいて
「コレ」がいい 
「**式」がオススメ
と、次々に「スター食材」を輩出しているのです。

食材の効果は納得だけど、あなたに必要?

ひとつひとつの「スター食材」は
その栄養素に注目して、
血糖値を下げるとか
抗酸化作用が強いとか
きちんとした理由があります。
それ自体はまったく異議はありません。

ただ「すべての人にそれが必要か?」というと
話は別なんですよね。。。

低血糖の人には「血糖値を下げる」必要はないですし
こどもには「抗酸化作用」は本来はなくてもいい。
やせてしまって困っている人に「やせる食材」情報はいりませんよね?

こういう情報ってどうしてもネットなどの媒介を使って
不特定多数の人に発信するので
「必要な人」だったら効果を感じ
「必要ではなかった人」には効果が感じられず
結果、賛否両論で「で、いいの?悪いの?」と混乱を招くのです。

「人それぞれって言われても
自分がどうなのかわかりません!
なにかひとつ「ズバっと」教えてください!」
という気持ちもすごくわかります。

そして
「健康番組でやってた**って
私にはまったくいいと思えなかった。
あれはガゼだよ。」
と言ってしまいたくなる気持ちもよくわかります。

自然療法は「ひとそれぞれ」の体質をみるのが得意!

1番いい解決法は、専門家にマンツーマンで会って
体質をじっくり見極めてもらい、アドバイスしてもらうことです。

「世間的には「冬はショウガをとるといい」と言われているけれど
私にはショウガよりも**の方がいいらしい。」
と専門家にアドバイスされれば、納得ができますよね。

こういう「体質を診る」のは自然療法が得意とすることです。
漢方相談でも、自然療法のコンサルでも
ご自身と相性がよさそうな方に個別相談して
あなただけの「答え」をもらうといいと思います。

ただし、その「答え」は
永遠に有効じゃないのもお忘れなく。
例えば
そのオススメ食材をとって
悩んでいた「冷え」が解決できたとします。
年齢的に更年期に差し掛かり
今度はホットフラッシュで悩み始めました。
そのとき、冷え解決のための食材は
今のあなたには逆効果かもしれません。

そう、つまり「からだはいつも変化している」というのが
紛れもない真実なのです。
何かの原因が積み重なって、ある症状が出てくる。
それで何かを気をつけると、その症状は消えていく。
それは、電気のスイッチみたいに、症状がオンオフするんじゃなくて
だんだん出てきて、だんだん消えるグラデーションなのです。

スター食材はギャンブルです! 「自分」を知ろう 

だからネットで発信される
1つの「スター食材」で解決しようとするのは
ギャンブルなんですよね。
「人それぞれ」だし
「その人も変化する」から。

「で、何を食べればいいわけ?」という疑問には
「シンプルな味付けで、旬のものを何でも食べてください」が私の答え。
不特定多数の人に向けての
大多数の人に有効な答え
だと思っています。
ぼんやりしているかもしれないけど、コレが近道。

最低限「これはなるべく避けて!」というのが
防腐剤や添加物がたくさん入っている加工食品(コンビニのお弁当とか)
ファストフード、お砂糖たっぷりのおやつ、菓子パン
脂っぽいもの(揚げ物も)など。

これは、ゼロにしろとは言いません。
時間がなかったり、好きな人もいますものね。
でも、毎日の食事には適していません。
「特別な日」に食べるものとして
その時は思いっきり楽しみましょう。

私も、いろいろな食材を試しましたが
自分にいいものもあれば、そうでもないものもある。
そうやって流行にのるのではなく
自分を軸に「何が必要なのか」を考える。
それこそが「自分の健康は自分で守る」という
大切な心がけだと思います。

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