厳しい顔のマスク(一次創作 詩415)
そのむかしに、ボクは
ずいぶんと厳しい顔をする
とか言われたことがあって
んー、そんなに厳しい
イコール
そんなに取っつきにくい顔を
しているものなのかなあ
なんて、またまた思春期の難しい
そう、小難しい時期に思ったりしたよ
まさにいまで言う、
「中二病」
ってやつだろう
いい加減に年齢を重ね
こんな歳になってもまだ
なんだか鏡の前では
ぬー、とか
むー、とか
まるで本物、字面通りの
怪人二十面相になっている
二十も、別人の表情は作れないし
それこそ怪人二十面相と
江戸川乱歩センセイに
失礼と言うものだが
それた
と言うわけで
厳しい顔のボクは
ちょっと外出するだけでも
ぬー、むー、なんて鏡を見て
一応の出支度をする
マスク着用が個人判断になったいま
どうやってもこれから先すら
ボクはマスクを手放さず
ぬー
と着けて外に出ているんだろうなぁ
(こればかりは完全にフィクションですよー)
(画像はPinterestより)
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