サウジアラビア旅行【Day3:念願のモノをGET!ホフフ観光② 】
●アラビア最古の市場 カイサリヤ・スーク
スーク(市場)に来ました。カイサリヤ・スークと言って、アラビア最古らしいです。
門構えからして、アラビア建築でステキです。
まずは入り口付近のお店を見物。ガイドのハンサムさんが、赤いバスティマ米を手にとってます。サウジアラビアで採れる唯一のお米がこちら。そして、「高価です」と言ってました。
下は干したレモン。右の黒いのは、もっと長く干して発酵しているんでしょうか?料理に使うと言ってました。
ラベルの写真を見ると、ベルギーワッフルのように格子状になっているですが、実物と格子状にはなってない。でもやっぱり甘いパンなのかな?
なぜか、煮干し(いりこ)がありました!どうもサウジアラビアでも料理に使うそうです。
大きいヒマワリの種がどーんと沢山置いてありました。すると、ひと粒ずつ私達に配ってくれて、味見をさせてくれた店主さん(赤いスカーフを巻いてる男性)。
ちなみに、アジア系の団体客が珍しかったらしく、たまたま居合わせたサウジアラビア人の新聞記者が、サウジアラビア人ガイドのハンサムさんに取材をしてました。
「どこから来た観光客なんだ?」とか聞いてたみたいです。そして、私達が店主さんから話を聞いたり、味見させてもらっているところを写真に撮ってから、去っていきました。多分、翌日の朝刊に私達の姿が報道されていたでしょう(笑)
●スーク(市場)の中へ
私達はスークの細い通路へ。小さな細いお店が延々と続いています。
ハンサムさんが店主さん達に交渉して、売り物の服などをちょっと借りてツアーメンバーに試着させ、説明してくれました。
例えば、男性の1人は、頭に白いスカーフを被らせてもらい、映画「アラビアのロレンス」が着けていたような「黄色と黒の輪っか」を着けてもらってました。
女性も、アバヤ(黒衣)のお試しをさせてもらいました。黒一色でなくて、柄が入って服や、寒い時に上から羽織る派手な色柄の服などもありました。
スークの通路は細く、向こうから歩いてきた人とすれ違うためには、こちらも1人ずつ並んで歩いてました。
お店の中はこんなに狭くて、ところ狭しと赤と白のスカーフが飾ってます。このスークは主に男性向けの商品を扱っているそうです。
ところで、サウジアラビアではお香を焚いて、身にまとうようです。例えば、帽子等にお香を焚きしめます。
3段重ねになっているうちの、一番上の壺からお香の煙が出ています。下の三角形みたいな派手な壺も売ってます。
ちなみに、その左端に置いてあるビニール袋に入った緑色の粉は…。
入り口近くで売っていた、この緑色の粉じゃないかな?
下のラベルの絵はサフランのようで、グーグルレンズで訳してみると「サフランと◯◯」と書いてました。食べ物ではなく、お香用のようです。
お香の壺で、焚いているお香。
サウジアラビア人は元々砂漠に住む人々だったので、シャワーなどを頻繁に浴びる習慣がないようです。だからお香の文化が発展したのだと思います。
日本も平安時代ぐらいだと、そんなに簡単に身体を清潔にしておくことができないので、体臭を消すためにお香の文化が発展したのと同じでしょうね。
ところで、ツアーメンバーの男性から、ガイドのハンサムさんが着ているような「サウジアラビアの白い服とスカーフを買いたい」というリクエストがありました。
早速試着してみると、サウジアラビアの服がとってもお似合いでした。
彼らが買った服を着て観光を続けたところ、その姿を見たサウジアラビア人達から非常に好評でした。一緒に居た私達もテンションが上がって、とても楽しかったです。
添乗員のナオさんによると、いままで他のお客様にもサウジアラビアの服を勧めたそうですが、誰も購入しなかったようです。今回初めて購入したお客様で、ナオさんも嬉しそうでした。
支払いではハンサムさんが交渉してくれて、定価ではなく、サウジアラビア人価格になったようです(笑)
●念願のモノをGET!
ここで私も、長年の念願だったモノを買いました\(^o^)/
赤白のスカーフです。
「シュマッグ」というようです。
シュマッグは男性が頭に巻くスカーフです。
実は、1993年のオスロ合意をした頃のPLO(パレスチナ解放機構)のアラファト議長が被っていたスカーフに憧れていたんです。カッコいいなあ~と。
そこで、今回の旅行では「絶対に、あの赤白スカーフを買おう!」と思っていました。
ところが、帰国して調べてみると、アラファト議長が被っていたのは赤白ではなく、白黒のシュマッグだったようです…。
最近の国際ニュースでよく見かける、サウジアラビアのムハンマド皇太子が赤白シュマッグを被っているので、記憶がごちゃ混ぜになってしまったようです。
ちなみに、サウジアラビアの男性は赤白シュマッグを被っている人が一番多かったです。中東でも、国や地域によっても違うようです。
そして念願のシュマッグを買ったものの、サウジアラビアにいる間は、女性の私が普通のスカーフとして使わないようにしました。現地の人から怒られても困るので…。
ところで、スークの店の人達は皆さんとても親切でした。
ひまわりの種を味見させてくれた店主さんも、私達が観光客で、彼の店では何も買わないだろうと思っていたにもかかわらず、親切に色々説明してくれました。
お香を売ってた店主さんも、私達は何も買わなかったのに、焚いてるお香を見せてくれたりしました。
サウジアラビアの人は観光客にまだ慣れていないため、アジア系の私達が珍しかったり、遠くからサウジアラビアに来てくれて嬉しかったからかな、と思いました。
日本でも、外国人観光客が来たら、ついつい親切にしてしまうのと同じ心理なんでしょうね。
●カスル・イブラヒム
カスル・イブラヒムは、オスマン・トルコ帝国の16世紀に建てられたモスクや兵舎です。
中には入れなかったので、外観だけ見ました。すべすべした外壁がいいですね!
● バスで首都リヤドへ
ホフフ見学の後は、一路リヤドへ。バスで5時間以上かかるようです。途中、トイレ休憩がありした。
1つ目の休憩地のガソリンスタンド。長いトラックや、藁らしいモノを積んでいる小さめのトラックなどがいました。
あちこちで見かけた工事現場で使う足場を積んだ長いトラック。
ところで、バスに乗っている時に気づいたのですが、道路には街灯が見当たりません。もしかして日が暮れたら、街灯もない暗い道路を走るの??と心配になりました…。
すると、やっぱり街灯なしでバスは走っています。他の車も、自分のヘッドライトだけを頼りに走っているようです…。うわ~、怖い…。
もし衝突事故が起こったらどうなるんだろう?ガソリンスタンドがぽつんとあるだけで、救急車やパトカーが駆けつけてくれたとしても、何時間もかかりそうです。怖いな…。
何時間も暗闇の道路を走っていたら、やっと街灯のある道路に来ました。首都リヤドに近くなったのでしょう。ほっとしました。
リヤド市内に入ると車が混むので、その前にトイレ休憩に。こちらのガソリンスタンドは電気が煌々と光ってます。
マクドナルドなど米系チェーン店もありました。
そこから1時間ぐらい走って、ようやくリヤドのホテルへ到着。
夕飯を食べて、自分の部屋へ。このホテルにも湯舟があってラッキーでした。
長いバス旅をお風呂に入って癒やしました。ちなみに、こちらのお風呂はメイド・イン・チャイナではなかったので快適でした(笑)
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