【さんぽ#1】普通列車で15時間!大阪から埼玉へ!前編
さんぽ!
どうも、三代朋也です。
久々のnote投稿になります。文章を書くのが好きで始めましたが、いつも変な哲学が混じった変なエッセイになってしまうなあと悩んでおりました。あれ、なんか知らないですけど、体力使うんです。なので、もっとヘルシーで、何か定期的に投稿できるものがないかと悩んでいました。
何かないだろうか…。飽き性の私が定期的にやってること…。
あ、さんぽだ。
そうです。私はよく、さんぽをするんです。
そして、面白いものがあれば写真を撮って、面白そうな人がいれば勇気の出る限り声をかけてお話ししていました。そうして、さんぽの中で出会った建物や人、出来事を手帳に記録したりするんですよ。
…………こんなnote向きなことないだろ。
というわけで今回から、私のさんぽで出会ったものをnoteで掲載できたらと思います。よしなに。
というわけで今回、さんぽ第一弾のタイトルは!
「普通列車で15時間!大阪から埼玉へ!」
おいおい三代……?15時間……?さんぽ……?
はい。さんぽです。
15時間かかろうが、移動はさんぽに入ります。※個人の見解です。
「散々と歩く」と書いて散歩ですから、歩きゃあ、さんぽなんです。※個人の見解です
もう、近くのコンビニに行こうが、旅行に行こうが、帰省をしようが、それはさんぽです。※個人の見解です
私は、さんぽのサイズ感の話をしてるんです。※知らないです
今、「ち○ぽのサイズ感」と誤読したあなた。バレてますよ。
スケベでいてくれてありがとう。※なにが?
18きっぷ!
今回は18きっぷというチケットを使って、普通電車のみで大阪から埼玉へ帰省をするという企画です。
18きっぷとは、全国のJR線の普通列車が1回(人)あたり2,410円で1日乗り放題になるきっぷです。1人で5回分または5人までのグループ利用ができます。
例えば、1人で5日間の間、JR乗り放題で旅行に出かける。または、5人でちょっとした日帰り旅行をしてみる。そんなお得な使い方ができるきっぷです。
今回は後輩と2人で使用するため、5回分の2回分を使って移動するということです。なので私は今後、1人で3日間JRを乗り回しても良いし、どっかの誰かを捕まえて、3人で小旅行に行っても良いということです。
(18きっぷ、とても面白いので気になった方は是非調べてみてください。)
【JR東日本さんのサイト】
https://www.jreast.co.jp/tickets/info.aspx?GoodsCd=2848
私はかれこれ、この方法を使って5回ほど帰省をしています。
なぜかというと、まずは片道2,410円で帰れるという破格の安さです。学生にはとても嬉しいです。
あとは、「1日乗り放題」なので、寄り道が簡単に出来るんです。大阪から埼玉まで普通列車で進もうとすると、京都、滋賀、岐阜、静岡、横浜とたくさんの見どころ満載の場所を通るんです。名古屋で降りて味噌カツを食べてから進んだり、なんとなく静岡の興津という駅で降りて、個人で経営されている定食屋でとんかつ定食をいただきながら、女将さんと知らない街の話を聞いたりもしました。なんでカツばっかなの?受験生?
こういう目的地ではない寄り道には、隠れた彩りがあったりするので、私は「寄り道」という行為が大好きなんです。普段の散歩でも、意味の分からない路地に入ったりして、迷子になったりしているもんです。
18きっぷではその「サイズ感の大きい寄り道」が出来るので、好きです。
ここまではメリットばかり話しましたが、デメリットもあります。
それは、目的地によっては所要時間が長すぎるという点です。
まああの、普通の感覚では、13時間もの間、普通電車に乗り続けるのは、やべーです。
だがしかし、私は片道2時間かかる高校に通っていたので、そこら辺はバグっております。
あとはシンプルに電車の中が好きです。普段見れない速さで街を傍観出来たり、本を読んだり、人間観察をしたり、私にとってベッドの次ぐらいに熟睡できるのは電車です。
無駄な設定!
今回のさんぽシリーズでやりたいことがあるんです。すっげえ無駄なことなんですけど、無駄、大好きなんです。
私は中学校の時に色んなサイトを見るのにハマってたんです。エロいやつとか、怖いやつとか、笑えるやつとか。その中で好きだったのが、「全然知らん人の旅行ブログを見る」というやつです。今考えると、思春期の自分は何がしたかったのかわかりませんが、なんか好きだったんです。
その旅行ブログを見てみると分かるのですが、たまに、すっげえ写真が汚いブログがあるんです。絶景と言われている景色が、無駄に画像が荒かったり。絶品と言われているはずの料理が、全然美味しそうじゃなかったり。道ゆく人、全ての顔色が悪かったり。モロに「記録」として写真を撮ってる感じ。なんか、置いてかれてる感じ。
おじさまがやられてるブログに多いのですが、なんか知らないんですけど、そういう下手な写真を見ると、知らないのに懐かしくなったり、知らないのにそのブログ主のことが愛おしくなったりするんです。
「人の生活」をモロに直視してる感じ。
………これをやりたい!!!
というわけで、この「あの頃(平成)のブログ」を令和でやるために、私は実家をくまなく捜索して、父が使っていた平成のデジカメを探しました。
ありました。
SONYのDSC-HX7Vというカメラです。
充電器が無かったので、わざわざ中古で買いました。
撮ってみたら、もう、あの頃すぎる。良い。
なので、このさんぽシリーズではこちらのカメラを使用した写真で構成されます。
皆さんも、なんか知らないですけど、懐かしんでください。知らんけど。
ちなみに写真の説明に「前。」「後ろ。」と書くのも、あの頃のブログの再現が始まっています。「分かってるわ!」と言いたくなる説明。そしてなぜか、句読点がつくのが、ミソです。
仲間!
この旅について来てくれる人を紹介します。
同じ高校の後輩の、小山翔吾くんです。彼は私の2個下で、役者仲間です。
私の行っている大学をお勧めしたら、今年の4月、まんまと来てしまった翔吾くんです。
彼はこの電車旅も、まんまと乗せられてしまいました。2つの意味でね!
と言っていますが、普通に楽しみにしていたようです。
電車の長旅に耐えられるか心配でしたが、そうでした。彼は僕と同じ高校。
もう既に、バグっていました。
【小山翔吾 SNS】
https://x.com/koyamashogo03?s=20
早すぎる朝!
眠い、眠すぎる。しかし、私たちは始発に乗るのだ。
なぜなら、私たちには目的があったのです。
静岡駅で海鮮を食う。
丁度ランチに海鮮を食すために、私たちはスタートから気合い十分です。
私たちの高校は、そういう無駄な執念を学ぶ場所とだったと言っても過言ではありません。多分、そういう歌詞が校歌にありました。
広がる緑
青い空
みなぎる身体に善き心
早起きしてでも海鮮食え
しかし、数日前に翔吾は高熱を出し最悪なクリスマスを過ごしたと聞き、さらに集合前日の私たちは、一緒に制作する企画の打ち合わせが23時から2時ごろまであって、互いに仮眠を3時間と、満身創痍でした。
大丈夫かしら…と心配していた私でしたが、突然、彼はこう言いました。
「この上着とマフラー、どっちもGUなんです」
すっげえ嬉しそうに言っていました。
元気そうで良かったです。
飯!
翔吾くん、朝食を食べていないようです。
GUを自慢したと言えど、まだまだ身体にエネルギーが足りていません。
そこで、朝ごはんを求めに、駅のコンビニを周ります。
しかし、早朝の洗礼を受けました
周れど周れど、コンビニが開いていない。
ここまで「convenience」の意味について考えたことはありませんでした。
6:22 探し当てた大阪駅のセブンイレブンに寄ろうとすると、まさかの6:30開店のお店でした。次の電車はしばらく乗ることになるので、仕方なく、待つことに。
コンビニの開店に合わせて入ったのは初めてのことでした。気分はiPhone新発売。店員のお姉さんは「おはようございま〜す」の掛け声と共に、自動ドアを起動して、私たちを出迎えてくれました。
セブンイレブンの目の前にあるベンチで、朝食を摂ることにしました。
ちなみに私は海鮮丼を美味しく食べるために、つまらない食事を選びました。
一番の調味料は空腹だと、RADWIMPSの野田洋次郎に言われて育ったので、こういう時はつまらない食事を選びます。
「つまんねえ食事にしたわ」と言ったら、翔吾はちゃんと「うわ、つまんね〜〜」と言ってくれました。
つまらない食事を横目に、翔吾はガサゴソと、あるものを取り出しました。
そう、のり弁。
こういう時にものり弁を食べるのが、小山翔吾という男です。
「そんなん、美味いに決まってるやん」
「絶対うまいですね。この時間ののり弁が一番うまいですね」
「大丈夫?今日の海鮮丼、そののり弁、越えられる?」
「ちょっと食べてみますね」
「…………………………。」
「これ、越えないっすね」
なにしてんのよ。
こうして、静岡の海鮮丼のハードルが上がったのでした。
埼玉まで、あと、13時間。
つづく。
おまけ
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