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【ライターの本気】iPad Pro1台でどこまで仕事ができるか試してみた

みなさんこんにちは。フリーライターのつじです。

私のTwitterを見ている方はご存知かと思いますが、先日、新しいPCを注文しました。これまではずっとMacBookを使用していましたが、新しいPCはMacminiを選択。

これまで使用していたノートPC(2017年製MacBook)はサブ機で持ち運び用にしますが、より荷物を軽くするためにiPad Proだけで仕事ができるか試そう…と思い、3月半ばから本日2022/03/28まではiPad Proのみで作業や納品を行い「iPadのみでどこまで快適に作業ができるか」を試してみました。
(この記事もiPadで執筆をおこなっています)

現在iPadを購入検討している方や、ノートPC代わりにiPadを購入検討中の方、またデスクトップPCをメイン機に購入検討中の方もぜひ参考にしてください。

私がMacminiをメイン機にしようと思った理由

近年、PCを購入する時はノートPCを選ぶ方が多く、私もこれまではノートPC一択でPCを選んでいました。直近では2017年製12インチMacBookを使用していましたが、2018年からフリーランスになりフルリモート→コロナ禍で自宅での作業が急増。

ノートPCのディスプレイをサブディスプレイとして使うような形で作業をするくらいなら、デスクトップPCに変えようと決めました。

また、11インチのiPad Proを購入てから「ノートPCで行う作業をiPad Proで行えるようにして荷物を軽くしたい」と感じたのもあります。 

iPadのみで行った作業内容

私の作業内容はほぼ文書の執筆と編集・校閲などがメイン。iPadを使用して以下の作業を行いました。

・執筆、校閲作業
・ネタ出し(主に手書き)
・文字起こし
・連絡のやり取り
・タスク管理

一見、シンプルな作業ばかりですが、実はさまざまなツールを使用しています。ここから紹介するツールは実際に渡しが使用したものたちのため、私のようにiPadのみで仕事を行いたい方には役立つはず。ぜひ、ツール迷子の方は参考にしてください。

使用したツール

掘り返すと使用したツールは意外と多め。各クライアントの納品形式に合わせているため、複数ツールを使用して仕事を行っています。

書くことに特化したもの、校閲のためのもの、ペンシルを使用して書いたりタスク管理をしたりする際もツールはとにかく不可欠です。(そもそもiPadもスマホもアプリを入れないと何もできませんしね)

▼執筆・校閲時に使用
・Microsoft Word,Excel(Excelは構成作成時に使用)
・Google Docs,スプレッドシート
・iA Writer
(マークダウン、文字数表示、ダークモード対応、クラウド同期対応)
・Adobe Reader(校閲で使用。原稿をPDF→ペンシルで赤入れ)
・CollaNote(ネタ出し時に使用。手書きメモでテンプレ多め)

文書作成で必須のWordやExcel、GoogleDocsは問題なく使用できました。スプレッドシートなどもアプリはあるのですが、iPadの場合は改行などの一部ショートカットキーが対応していないため、ブラウザ版で使用するのがおすすめです。

iA Writerも以前、一部クラウドでの同期ができずにいましたが(私だけ?)問題なく使用できました。

ちなみに手書きメモは純正アプリでも問題はないのですが、罫線や方眼など種類が多いことにくわえ、改ページもしやすいのでおすすめ。
ジャンルごとにノートを作ってメモ書きを行えるため手書きのノート感覚で使えるメモアプリが欲しいという方にぴったりです。

▼スケジュール・タスク管理に使用
・Googleカレンダー
・Notion(原稿のタタキ、メモ、Todoリストを一括しています)

スケジュール・タスク管理はおなじみGoogleカレンダーとNotionです。

以前、Apple純正のカレンダーアプリを使用していたこともありますが、ほかアプリとの同期などを考慮してGoogleカレンダーに出戻り。Notionは売上管理の表やタスク管理、打ち合わせのメモをクライアントごとに分けて残しています。

▼連絡のやりとりで使用
・ChatWork、Slack、Teams
(チャットツールはクライアントに合わせて導入)
・Spark(メールアプリ。アカウント切替など非常に便利です)

ChatWorkやSlack、Teamsはおなじみのサービスのため割愛。Sparkはメールアプリなのですが、同アプリ内でカレンダーも見れる。同期も早いし、複数のメールアカウントを一括管理できるため使いやすく、おすすめです。
(私はかれこれ3年以上愛用しています)

大まかになりますが、上記のツールを使用して仕事を行いました。私は基本的にレビュー評価が良く、スマホやPCとも同期できるアプリを使用しているため、データ同期の手間もなく使えています。

iPadのみの作業で良かったこと・物足りなさを感じたこと

iPadのみの作業は快適に見えますが、長所短所どちらもありました。以下にまとめましたので、参考にしていただけたら幸いです。

▼iPadのみで作業をして良かったこと
・電源・Wi-Fi環境を気にせず外作業ができる
・古い型のMacBookより文字入力のレスポンスが速い
・一画面使用がメインのため作業に集中しやすい

MacBookで作業を行うとバッテリーの消耗とWi-Fi環境を気にして作業しないといけなかったため、近場にWi-Fi環境や電源のあるコワーキングスペースがない方にはぴったり。

また、私の感覚値の見解ですが、文字入力のレスポンスは2017年版MacBookよりも、現行のiPadの方がスムーズに感じました。

PCだと大きい画面を分割して作業をしたり、サブディスプレイでYouTubeをつけて見入ってしまったりということもありますが、iPadで快適に作業をするには1画面1アプリがベターなため、作業に集中しやすいのも良いと感じました。

▼iPadのみで作業をして不便だと感じたこと
・一部ショートカットキー非対応
・アプリケーションが正常作動しないことも
・各ブラウザの拡張機能がついていないため手間がかかることも

長所もあれば短所もあり。iPadで執筆から納品までの作業を行う中で不便に感じることもありました。

まず、スプレッドシートやエクセルなどの一部ショートカットキーが非対応なこと。アプリ版のスプレッドシートではセル内の改行ができず(2022/04/04現在)、ブラウザ版で使用。細かいところに手が届くようになるのはもう少し先という印象。

一部iPadOSで正常作動しないアプリもあるため、心配な方はレビューを見てから本格導入するのがおすすめです。

また、私はブラウザやPC本体に、URLのコピペやリサーチに使える拡張機能をインストールしているのですが、iPad版ブラウザは拡張機能に対応していないため、細かい作業が手間に感じることも。 iPad OSブラウザ向けの拡張機能がリリースされる日を祈ります。

ライトな作業なら快適!ノートPCをサブ機にして使い分けるとGood

今回はiPadのみでライター業務を行った時に使用したツール、作業時にを感じた長所・短所を紹介しました。

プログラミングや音楽制作、動画編集はiPadよりも PCで行う方が快適かと思いますが、文字入力や簡単な資料作成、写真の加工であればiPadのみでも快適に作業ができると感じます。

しかし、実際にiPadのみで作業を行うのが不安なのも現実。念のため、ノートPCをサブ機として所有し、作業内容によって使い分けたり持ち歩いたりするのがおすすめです。そして、外で作業を行うときは覗き見防止フィルムを貼る、離席時はロック画面にするなどをして情報保護に努めることも忘れずに。

今回の内容がリモートワークを行なっている方や、ノートPCからデスクトップPCへの買い替えを検討している方の参考になれば幸いです。

それでは、また。

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