ひとりに頼ってはいけない
おはようございます。ともたけです。
今日は「ひとりに頼ってはいけない」という話です。今日の話は主に僕の体験談になります。
何事においても頼りになる、その場で使えるという人がいます。もし、自分がその立場になることができればありがたいことです。
僕は仕事の上で、そういう立場に何度もなっています。たまたま作業する人が自分しかいない、他に動ける経験者がいないなどがその理由です。よく「あなたの代わりは用意できる」といいます。確かに正しいことですが、代わりが用意できない状況(人材不足や予算不足)もあります。
そうなると大きな問題になります。
もし、今そのことをしている人ができなくなったら。どうすればいいのでしょうか。すべてをその人に任せているのでうまくいかなくなります。
最近、趣味で読んでいる「小説家になろう」では、「追放系」というジャンルが流行っています。これは仲間や職場から、雑用しかできないからとか、目障りとか疎ましいという理由で、その場から追放された人の話です。
その人は一見すると誰にでもできるような雑用をしているのですが、本当はスキルが高いことをしていて(例えば荷物の仕分け能力や物品の目利き気とか)、そのおかげでその環境が利益を得ていた。という話になっています。(元の組織が落ちつぶれるまでがテンプレです)
つまり一見地味な作業ながら代わりがいないので、追放したことで、元の環境の人たちは苦労をしてしまうのです。
これはお話ですが、現実にもありえる話です。例え簡単とされることでも、だれか一人に押し付ければ当然、抜けたらしわ寄せは来ます。
だからこそ、現実では余程のことがない限り、作業を知っている人を簡単に手放しません。とはいえ、たったひとりに頼っては不測の時代に対応できません。
人が用意できないなら資料を残すなどの「マニュアル化」は絶対に必要だと思います。ただし、このマニュアル化には弱点があります。
マニュアル化することで、柔軟性がなくなりそれしかできなくなってしまう問題です。使う人には必ず「考えさせる」ようにしましょう。考えながら作業をする人が次の仕組みを作るのは、自分の経験から間違いないと思います。
作業はひとりに頼ってはいけない、いろんな人ができるようにした方がよく、その作業も考えながらすることが、必ずプラスになるということを覚えておくといいと思っています。
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