結果を出すのに必要なこと(その1)
突然ですが
みなさん、焦っていませんか?
自分はあの人に負けている
自分は周りより出遅れている
なんで自分にはできていないんだ
こんな思いはありませんか?
日本では過程よりも成果や結果がでることが第一とされています。
「とにかく結果を出さなければ意味がない!」
もちろん、結果は重要です。しかし、焦ってもすぐに結果がでることがありません。
「体重が増えすぎた」からと断食をしても、すぐに体重が減ることはないし、周りが営業で大きな売上を上げたので、慌てて動いてもすぐに上がることはないでしょう。
結果を出すことに焦っても仕方がないのです
それよりも大事なのは「人それぞれにはペースがある、動かしたいなら行動で示す」ことだとメンターに教わりました。
人気漫画から学ぶ
ここで大人気漫画「鬼滅の刃」を例に上げましょう。
(アニメを見てない人にはわかりにくいと思いますがご了承ください)
アニメの後半、蝶屋敷での特訓の話です。
主人公、炭治郎・善逸・伊之助の3人は激戦の治療をしたのち「機能回復訓練」を受けることになります。
この訓練では「全集中の呼吸」を身につけることと、最後の試験としてひょうたんに息を吹き込んで割るという荒行があります。
はじめこそは3人とも勢いこんで特訓を真面目に受けていました。
しかし、その訓練をしてくれている鬼滅隊同期のカナヲには全く歯が立ちません。
そうすると善逸と伊之助は不貞腐れて、特訓をさぼるようになってしまいます。仲間が脱落する中、炭治郎は一人特訓を継続します
その間、炭治郎は二人に何も言いません。
柱であるしのぶさんからは「お友達が辞めたのに頑張れるんですか?」と聞かれます。それでも、炭治郎は二人が立ち上がってくれることを信じている、と言って一人特訓を頑張るのです
すると、その姿をみて、善逸と伊之助も特訓を再開するようになり、無事に3人とも特訓の成果を出すことができました。
僕はここでのポイントが2つあると思います。
1.人それぞれのペースがある
2.行動で見せる
ということです
それぞれに見ていきましょう
1.人それぞれのペースがある
ゴールに向かって人が進むスピードは同じとは限りません。
3日で出来る人もいれば、1週間かかる人もいるでしょう。
それを「何でできないんだ!」といっても仕方がありません(当然前提には努力することが必要だと思います)
先ほどの例でも、3人はそれぞれのペースで進んだだけです。
炭治郎は自分だけでも頑張る!とやっていった。善逸は一旦は限界と思い込んだけど、炭治郎の努力を見て頑張ろうと奮起した。伊之助は鼻っ柱を折られて落ち込んでいたけど、元々の負けず嫌いを発揮して特訓に戻った。
実際、はじめこそは押し付けられた特訓だったのですが、それぞれのペースで進めてることで、無事に結果を出しました。
2.行動で見せる
人はさぼっていると感じる人に対して、「お前も頑張れよ」と言いたくなることがあると思います。しかし、言われたところですぐに動くことはできません。
先ほどの例では、炭治郎が二人を強制せず、自分のやれることを頑張っていました。その姿を見たことで、二人は特訓を再開するようになりました。
僕は過去の経験で、感じたことがあります。
それは中学時代でした。僕は水泳部に所属しており、すごく厳しい先生の指導を受けていました。その厳しさというのが、体罰とかではなく精神的にジワジワせめてくるようなタイプで何人もの部員が脱落していきました。
また、その先生は理科教師でいつも白衣、やせ型で典型的な理系の弱そうな感じの方でした。僕は口だけだしていびってくる「嫌な先生」と思っていましたが、先輩はそんな先生の言うことを真面目に向きあっていました。
それが僕には不思議で仕方ありませんでした。
そんなある日、それが分かる事件が起きます。突然、先生が「今日は泳ぐ」と宣言したのです。部活に入って数カ月、初めてことでした。
その時に先輩方に緊張が走り「よく見ておけ」と言われました
そこで見せられたのは、当時30後半の先生が県内トップクラスの先輩よりもはるかに早く、力強い泳ぎでした。その姿を見てから、僕は何の疑問もなく先生についていくことにしました。
このように口でいってやらせるよりも、行動を見せる方が「この人についてていこう」となるのです。
まとめ
結果を出すのは簡単ではありません。
何事に取り組むとしても、各々のスタートラインが異なるし、課題もそれぞれにあるし、ペースもみんな同じでありません。
それと比べたり、「こうあるべき」などと押し付けてもダメです。
大事なのは
少しでも結果を出すために動くこと
動かないことを非難したりしないで、行動でみせること
これがメンターから教わった大事なことです。
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