僕たちは神になる

aiは神になるという記事を読んだ。
僕は人間が神になると思う。

text2textやtext2image、text2videoが誕生し、色々なものがテキストから生成できるようになった。
この流れはさらに加速して、text2worldでバーチャルな世界を作れるようになるだろう。
現実世界と同じような法則で動き、現実世界と同じような人たちが生きている世界が。
AIがシュミレーションした人たちにとってはそこが世界で、そこで生まれてそこで死んでいく。
彼らにとって僕らは神に他ならない。
僕らは神になり、世界を創造するようになるだろう。
そこではあらゆる夢が叶う。すべてが。

しかし、一つの疑問も生まれる。
この世界も、誰かのtextによって創造されたものに過ぎないのでは?
そうではないと、言い切る根拠を僕は知らない。

ここで、数千年も前の書物に書かれたある言葉が現実味を帯びてくる。

「初めに、ことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともにおられた。すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。」
新約聖書「ヨハネによる福音書」より

この言葉は生成AIを端的に表している。
なぜこんなことが数千年も前の書物に書かれているのか?
この世界は一体何なのか?

聖書曰く、この世界のプロンプトは「光あれ。」から始まる。

いつか僕らがこの世界を抜け出し、そのプロンプトをいじれる日が来るのか、それはわからない。
わからないが、その日を見てみたい。

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