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CPH、ルーフトップガーデン No.0064

今回のデンマーク、スウェーデンでは前述(リンク)したように子連れだったので、行き先をだいぶ絞ったわけです。
その中でも、仕事関連(庭関連)は見て回ろうと思っていて、その一つとしてコペンハーゲンではルーフトップガーデンに行って来ました。

詳細はこちら↓

ここはけっこう前から有名で、一回無くなった話があったんだけど、どうやら存続できたみたいですな。(レストランの所有者は替わった?)ってことで、また運営しなくなる前に行ってみよう!ということになったわけです。

この写真見てピンとくる人も多いのかもしれないです。

屋上ですよ!

もともと、車のオークション会場だった屋上をガーデンにしているので、耐荷重がバッチリ。何せ車置けるからね。土の重さってのは、半端ないものなんですよ。
なので、入り口もこんな感じ。(ほぼ駐車場)


1階の入口。駐車場ですな。

で、螺旋階段(これがまた急で怖いのだが、、)をのぼると、、

けっこう怖い

こんな感じでひらけるのです。

これからもっと緑が増えますよと


ほんと屋上とは思えないほど、きれいに整備された庭園。車用のリフトがあるので、土はそれで運んだということ。
防水のシートなどを敷いている様子もないので、水はそのまま流しているのかも。日本だとこういうことろがうるさいよね、、。
水用の管が壁づたいに出ていたので、水はここから取っている様子。
ニワトリまでいます。

きれいにされてます。

インセクトホテルや養蜂箱もいい感じ。

インセクトホテル
養蜂箱
屋上に一輪車


子供もいるので、食事は朝行ったのですが、
パンも下のオーガニックのパン屋から持って来ていてなかなか良かった。
シリアルも余計な添加物なく、ハーブティーはカモミールを中心としたブレンドで、懐かしい味わい。


全員集合してから食べるスタイルだったようですが、我々は先に食べまくってました、、。

ガーデン野菜をもうちょっと食べたかったかな

温室なので、若干暑かったけど、まあ行った日は割と寒かったからまだよかったのかもね、、暑い日に行く人は要注意。
あと、わりと同席者はファンシー感あったから、気にする人は要注意かな。

途中、近くの保育園のお散歩キッズも来ていて、こういう場所で遊べるのは良いよねーと思った次第です。

この農園、いわゆるコミュニティの共同農園のようになっていて、近隣世帯が持ち回りで管理をしているとのこと。
運営自体も管理メンバーによってなされているわけです。

本当は詳しく知りたかったのですが、案内してくれたお兄さんはほとんど農園に関しての知識がなく、あまり聞けずに残念。
(ていうか、ハーブティーに関しても「7種類くらいその辺のものをブレンドしてるのさ、詳しく知らないけど」ってオイ!って感じだったが)
後から、農園を巡るツアー的なものがあると知って、そっちに行けばよかったな、、と思った次第。まあ次回ですかな。


こういう共同農園って、日本でもあるけど、管理自体を近隣全体で持ち回る、という形はあまり聞いたことがない。
そもそも農地を持てるのが農家だけなので、行政か農協、または農家が貸し出して個人の区画を持つスタイルがメインだと思う。
このルーフトップガーデンの区画については詳しく聞けなかったが、近隣住民で管理をして、管理者(登録した人)とレストランに収穫物が渡る仕組みのようですな。ま、その辺は特別に変わった形ではないのか。

収穫物自体は近隣での収穫の余剰は卸しているし、レストランのメニューにもなる。販売のスタイルが複数あるので、複合的な収入の経路があるわけです。
また、そもそもこの「街のルーフトップ」と「コミュニティ管理」のコンセプト自体でお客さんを呼べる。これは本当に強いスタイルだと思う。

もっとも、デンマークに限らず、今まで行ったり働いた北欧のガーデンは大体そんな感じで、ほとんどが「共有財産」という考えに基づいている。
北欧では自然物(森や川も)が共有の財産という考え方をするので、好きな時に行って楽しむことができるのです。
なので、農園自体が人の集まれる場であって、開かれた場である、というスタイルが根底にあるのは確か。

でも「開かれている」ということを示すために、立ち寄れるレストランやカフェであったり、他の場所だと学校であったり、「人が集まれる」という形を取っているのは、よく考えられているスタイルだよなーと思うわけです。

日本でやるとしたらどんな形なんだろうか、とまたもや考えたわけでありますな。


チャオ!


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