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ディスタンス・ラーニング スケジュール編

先日初めて投稿した自己紹介にスキをくださった方々、ありがとうございます!みなさまの優しい気持ちに感謝です。

さあ、今週も始まりました。長男の小学校のディスタンス・ラーニング。 公式となってから、早くも5周目に突入です。先生も親も子ども達もそれなりに慣れてきた感もありつつ、一方でオンラインでの授業に対する家庭毎の意識の差など、課題もちらほらと見えてきています。

では、実際にどのようなスケジュールでどのくらいのボリュームの「授業」が行われているのか。 サンディエゴ群のとある学区にある公立小一年に在籍する長男の今週一週間を例にご紹介します。

まずは、以下のスクリーンショットをご覧ください。これが今週一週間のスケジュールの一部です。(実際は、上下へと続いています。)

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月曜から金曜まで曜日ごとに色分けされていて、左側に表示されている科目別にビッシリと課題が与えられます。スケジュール更新は毎週日曜日。

例えば、本日、月曜日の予定はこのような感じです。

1. 先生からのビデオメッセージ(毎朝5分)
2. クラス全体のZoom授業(月・水:60分)
3. 先生による読み聞かせ(20分、今週のテーマは「熱帯雨林」)
4. 国語 - Language Arts(20分、主にリーディング、文法)
5. 文章/読解 - Writing(20分、文章を書いたり、要点・考え等を書く練習)
6. 書取り - Spelling(15分、読み書き及び文法習得のための書き取り練習)
7. 読書 - Reading Group Assignments(20分、読解レベルに合った課題)
8. 算数 - Math(25分、教材に基づき、1ページ分(裏表)の問題を解く)

Zoomミーティング以外は特に時間割は決まっていません。

我が家では、個々の課題を所要時間内に終えることと、その日の全ての課題を従来の学校の終了時刻(2:30PM)までに終えることを目安にしています。

全てのオンライン教材や動画は、このスケジュール(写真上)にリンクが貼られていて、そこからアクセスすることができます。課題のプリント用紙は、先日カリフォルニアの規制が若干緩和されたのを機に学校でまとめて配布されたので、今は家で印刷する必要がなくなりました。

終えた課題は写真を撮るかスキャンをして、グーグル・フォトで先生とシェアし、その都度コメントをもらいます。リーディングに関しては、読み終えたらオンライン上でチェックします。

息子の場合、オンライン学習を自分のiPadで、Zoomミーティングの際は私のMacを使っています。朝の準備と散歩を終えると、自分でポータルにアクセス。先生のビデオメッセージを視聴すると、一日のスケジュールを確認して自分の好きな課題から取りかかる、という具合に一日が始まります。

と、こう簡単に書きましたが… 

もちろん、この段階ですでにスムーズにいかない日もあり… あきらかに息子の気分が乗っていないとき、本人のやる気、つまり自主性を引き出すのにひと苦労することもしばしばです。

これは今、多くの親が抱えている課題かもしれませんね。

「今まで学校に通っていた時は、こんな気分にならなかったのにっ!」と、家では甘えが出るのか思うように課題が取り組めず、自分自身に苛立ちを感じている息子をみていると、親として胸が痛むこともあります。

でも…

考えてみれば息子はまだ6歳。日本なら小学校に入学したてのピッカピカの一年生です。そんな子が、毎朝自分でパスワードを入力して、スケジュールをみて自分のやることを決めている。Zoomミーティングだって、ミュートボタンを上手く切り替えながら発言し、それなりに真剣に参加している。

これだけでも、私の息子にとっては素晴らしい成長です。

たしかに、ディスタンス・ラーニングは個々への負担がとても大きい。でも、子ども達が自分で考える力やセルフ・マネージメント能力を自然と身につけていく絶好の機会でもあることには間違いないと、私は思います。




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